今の時期、我が家のおかずは野草です、笑。
本気で野草をおかずにする我が家。
なぜってね、北国はただいま端境期。うちの畑には越冬させた山わさびしかありません、笑。
畑にはなーんもないのだけど、我が家はスーパーになるべく行かない実験をしているので、野草をいただいているんですね🌿
好き好んでやってます、笑。
3月までは越冬させた野菜とお漬物を食べ、4月は秋に掘らなかったキクイモとフキノトウを食べます。
5月は、山わさびと、とうだったふきのとうや、出てきたばかりのふきの葉っぱと茎から始まり、三つ葉、ヨブスマソウ、あずきな、アイヌネギ、すぎな、ヨモギ、タンポポと完全自然栽培、笑。
冷蔵庫もないので、豆で保存した緑豆でもやしも自家栽培していただいております。
スーパーになるべく行かないという実験。
実はかれこれもう3年目、笑。
我が家は、あるものでというより、山の中にあるものを探しに行ってます。
スーパーに行かないでみるってとても面白くて、プラスチックゴミは激減するし、旬のものがどんなものか感覚で理解できるようになるんですね。身土不二ってこういうことなのかーって身体で感じています。
それと足るを知るってどういうことなのか、私たちなりに理解できた気がします。あれこれ欲しがることもなくなりました。あるものに感謝していただいています。
この時期はご飯以外は野草がおかず。文明の利器を使わせてもらってるので火を通してはいるけれどちょっぴり春の野生動物のような気持ちになったりします。
冬眠から覚めたばかりのクマはフキノトウをたくさん食べて、身体に溜まったウンチを全部出してから食事を始めるんですって。
この時期に野草をいただくってきっと生物のサイクルとしてとっても大事なことなんじゃないかなあって感じています。
山の恵み。
ヨブスマソウ。葉っぱがコウモリのような形をしています。灰汁抜きをしておひたしにしたり、てんぷらで。
コンフリー。うちの子たちは天ぷらの中でこれが一番好き。厚めの葉っぱは衣をつけて揚げるとサクッとポテチのような食感になるんです。おひたしでも☺️(シュウ酸を含むので食べ過ぎに注意です。)
三つ葉。まだ小さすぎて香りがあまりしませんがこれは湯がいて醤油で味付けておむすびにすると我が家では人気です。(毒草、きつねのぼたんににているので取りに行く際はまず知識のある方とどーぞ。)
自分に必要な分だけ、生活に取り入れてみる。
下はふき三兄弟。左から花をとったとうだったフキノトウ。こちらはお味噌汁に。
真ん中は洗って沸騰したお湯に塩入れてさっと湯がいて塩漬けと、味噌漬けに。
手前は息子が作ってくれたヨモギのおやきですが、奥左が塩漬け。右が味噌漬け。
塩漬けは炊きたてご飯に混ぜ込んでどーぞ。お好みで、ワカメを混ぜたり、おかかを混ぜたり、白ごま混ぜたり、海苔を混ぜたり、お楽しみくださいませ。
味噌漬けはこのままでもすごく美味しいけど、ご飯と海苔でくるんで海苔巻きにしたら楽しいかと思ってます。今日は海苔を切らしてるので近いうちにー🎵
ある日のご飯。
おむすび二種。ヨモギを湯がいて塩と混ぜたものと、おむすびに味噌つけて灰汁抜きしたふきの葉っぱでくるんだもの。
ヨブスマソウのおひたし。
ふきと植えっぱなしのネギでおつゆに。
そういえば先ほどの収穫写真のふきの葉っぱは、灰汁抜きしてお醤油漬けにしてます。こちらもおむすびくるんで食べたり、お味噌汁に入れちゃったり。
結局のところ山菜にこだわらずに、自分の知ってる野草を食べて楽しんだらいいんじゃないかな。
7年前、北国に引っ越してきた時、ムスコの幼稚園がアウトドア系で、山菜を色々覚えたいって思ったけど、あれから7年。やっぱりいっぺんには覚えられないし、つんで料理してみて初めて使えるようになるんだってしってね。もちろんあんまり好みじゃないものはもう作りたいなって思わないし、そんなこんなで、いろんな野草を覚える必要もないなって思うようになりました。
そもそも山菜にこだわる必要もなく、ヨモギやすぎな、つくしなど、自分がちゃんとわかるものを、自分の好きな風にお料理できたらその方が日常の役に立つんですよね☺️
知ってる人と一緒に一年に1つずつ覚えて、自分の好きな食べ方も一緒に覚えたらいい。
ヨモギやすぎな、熊笹のお茶も美味しいし、山菜でなく雑草と呼ばれる分野でも十分。野草を取り入れることのハードルを自分でぐんと下げてみるほうが楽しいです☺️
畑に生えたスベリヒユも食べます。茹でて納豆とあえたり、お蕎麦にのせたり。
もう時期、ウドやら大イタドリも生えてきます。イタドリも灰汁抜きが必要ですが、シャキシャキで美味しいんですよね。
究極の自然栽培に感謝がつきません。