自分の周りにあるモノを愛したいから。
靴下と靴以外は手作りしています。
ミシンが好きです。
ミシン生活五年目、気づいたらシャツもワンピも下着も全部自分で作るようにあっていました。
ムスメのもムスコのも自分ものも旦那さんのものも。もちろんも裁縫を習ったのは小学校の家庭科以来、本は型紙を手探りしながら一つずつ仕立てていきました。
上手くなりたいというよりも、自分で作ったらどうなるだろうって好奇心が勝ったのです。
先日仕立てたキャスケットも。
お洋服を作ってみたいから始まり、天然素材へのこだわりも生まれ、夏は伸びない生地でこんな風に仕立てたりします。
こちらはタイで暮らすようにムスメ用に仕立てたもの。このほかにもう2枚ほど。
毎日家族分をタライで手洗いなので、水切れが良く、乾きやすいものがいい。なのでハーフリネンはとってもいいんですね。
こちらはバルーンパンツ。
おまけですがタイでのムスメの着画。
子供達も小さいので、村に行くまでにゲストハウスを泊まり歩いてゆっくり移動します。お風呂で洗って手絞りしてそのままベランダに干して乾かします。
家族一人一つずつのバックパックで過ごす3ヶ月。
3ヶ月の生きるために道具をここに入るだけの絞ります。暮らしの道具と持てるだけの「好きなもの」を少しずつ。
その感覚を知っていると、私にとっての最低限がどれくらいかをちゃんと認識できるので身軽になれることをここで学びました。
そしてね、手作りをするようになってもう一つ思うことがあります。
モノが物ではなくなったんですね。
自分で作ったものは愛着のある大切なモノなんです。
独身だった頃、休みの日にデパートに行くことがありました。お気に入りを見つけて買ってみては、また、次のお気に入りを見つけて買っていく。
そんなことの繰り返しで好きが薄まって行っていた気がするんですね。
今、自分で仕立てたスキなモノは特別なんです。次から次へとではなく、じっくりと楽しみたいと思う。
そしてまだよごれていない生地はハサミを入れて小物に変えていくこともあります。
繋いでいくモノなんです。
自分で仕立てるようになって得たこの感覚が好きです。
人もモノもコトも大事なことがたくさんあるんです。ここに存在することは私にとって価値があるんです。
そう思えるようになったらまた、「日々感じる豊かな気持ち」が増えました。
私が手作りを続けている理由はきっとこれです。
自分の周りにあるモノにも心を寄せられたら、楽しいことがぐっと増えます。
そう思える日々が今はとても心地いいです。