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ライフラインのない暮らしに家族四人で飛び込んだ。

ライフラインのない暮らしで、籾殻燻して肥料を作るために、みんなで集めに行って、小さなバンが重みで沈むくらい荷物を乗せるのが日常だった。

ある時は籾殻 プラス ルーフの材料、ある時は牛のウンチが山積みだった。
こうしてみんなでひっしに車にしがみついて、かなり足場の不安定な山道を帰ってくる。
そりゃもう命がけで、笑。

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稲刈りの時は本当に金色の田んぼを、ひたすらひたすら稲をかり、束ね、あつめていく。
もう延々に、笑。
集めたら今度は叩きつけて籾殻外し。
この経験のおかげで我が家で雑穀を育てる時は自力で脱穀できるものを地道に行くことを身につけた。
色々育てたい、ってよくばらなくなったなー。

この延々の作業のなか、今年も取れたのが本当にありがたいよね、って安心感があふれてるのがみんなからもろにかんじられて不思議な喜びがあった。
自分たちのいただくお米だから、作業も終わりを目指すしかなくて。
生きていくための作業、これが終われば一年安泰。


籾殻を集めるみんなを真似て手伝ってくれた2歳3ヶ月のムスメ。大人の作業の50分の1くらいのペースだけど、確実に暮らしを作ることに参加する日々がここにはありました。

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ココナッツミルクを搾った後のココナッツの殻はみがいてお皿に、竹はスプーンに。
パパイヤ1つ20円。大きなかぼちゃ1つ20円。その時期のものばかり食べて、みんなカロチンで黄色くなってたなー。

身土不二とか地産地消とかって本来こういうことなんだろうなって学びました。

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サソリ。
ここのサソリは刺されると数日激痛があるだけで一応死なない。でも米つぶほどのおおきさでも刺されると痛いそうな。
三回スズメバチに刺されたらいけないって言われてるのと同じ様に刺されるとアレルギーを発症するそうで、毒を持つ生き物との接触ってそういうことなんですねえ。

夜のトイレに行くとかなりの確率で遭遇するのでビビりながらトイレに行ったなー。あと、朽ちた木材とか何かの影とか、家の古くなった柱。

だから容易に柱には手をかけられないけど、自然界の生き物とちゃんと距離をとって暮らしていくひつようが私たちにはあるという感覚は叩き込まれたな。

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今も山の暮らしはなるべく山の動物達を誘い込まない様に気をつけています。
畑に植えるもの、バーベキューなどにおいや残飯の出るもの。

20センチごえのサソリが悠々とうちの土間を歩いていた時にはびびった。。何年ものなんだろう。。

みんなで同じ皿のおかずをいただくというここらの文化。
コロナでどんな風になっちゃうんだろうな。
結構好きな文化だったんだけどな。

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