暮らしを丁寧にする意味。
ムスメのエプロンワンピース 。
ムスメの卒園式に向けて仕立てたもの。タック入れてみたんだけど、次はちょっと丈を長めにしてお姉さん風にしてみたいな。
Kijikijiさんのミモザ柄で。
今年は旦那さんのボトムも仕立てるようになり、とうとう家族分の服一式を縫えるようになりました☺️
暮らしを丁寧にしていくということ。
小さなことだけど、こうして仕立てていくことで家族の心に残っていく何かがある。
好きなことにのめり込んだ私の姿も、この生地で作ってと私がミシンを踏んでいる横でできるのを待ちわびたムスメとムスコのその記憶も身体の中に残っていくんだろうな。
私はそんな記憶がほとんど残らない幼き頃を過ごしてきたので、それがどんな意味を持つのか想像してみる。
きっと大人になって家族を持つようになってふと思い出す時があるだろうなっておもう。
そんな時に、大人になっても好きなことに没頭できることって幸せだね、って改めて気づいてもらったり、幼い頃のワクワクを思い出してふわっとやわらかい気持ちになって理解するんだろうな。
家族を持って忙しい日常の中で、自分がどうありたいかを整理するきっかけになってくれたら嬉しいなと思う。
「暮らしを楽しむ。そして丁寧にしていく。」
この先にあるだろう意味なんて考えたこともなかったけど、きっとそういうことなのだろうなとハッとした今朝。
こんな風に家族の記憶の中に残ってほしいってものが形になったなあってふと思って嬉しくなる。
そして自分の好きに没頭しすぎて、ムスメにちょっと待ってーが多くなってるこの頃にも反省もし、笑。
今を丁寧にしていくことでそれもきっと全体的に見てカバーされていくんだろうなって思う。
丁寧な思いで生きていくこと。
今日はミシンを踏む足を少し休めてゆっくりムスメの今に心を傾けようと思います。
ゆっくり、共に時間を積み重ねるということのかけがえなさ。
籾殻を燻して肥料を作ります。近くの農家さんに籾殻をもらいに行って集めるのを手伝う幼き頃のムスメ。暮らしを共に作っていく、楽しんでいく、ってこういうことなのかもしれないと教えてもらいました。
スローライフの村での暮らしが、トトロの背景の世界にあったとしたら(真実は経験していないのでわからないけれど、なんとなく古き良き日本もそうだったのかなとおもうので。)、忙しい現代の暮らしの中で大切にしていきたいあり方だなとおもう。
小さな素足で沢山の大地をつかんで育ったムスメは、どんなコンクリート坂道を駆け下りても転んだことはなく、先日7歳にして初めてコンクリートでこけて号泣。彼女のバランス能力に改めて気づかされた瞬間でした。