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ferdinand_ja_jp
「根っこ」を大切にする生き方
人体を樹木に例えるなら、根っこを大切にしたいものです。
根っことは、「睡眠」と「呼吸」のことを指します。
どちらも必要にして十分にとらなければ、死んでしまいます。
とても重要です。
睡眠と呼吸、両方が結びついている代表的な疾患には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)があります。
私は SAS に当てはまっており、現在 CPAP を使用しています。
残念なことに親の介護と私自身の年齢の関係で、睡眠時間が充分ではないですが、何もしないよりは良い調子になります。
私が SAS と診断されたキッカケは、「多血症」にあります。毎年、血液検査をすると、白血球数・赤血球数等が異常に多くて、いわゆるドロドロ血だったのです。どうしてそうなるのかわからなくて不安でした。
総合内科の医師が、SAS かも知れないから調べましょうと言ってくれたのです。
おかげで、治療を開始できました。感謝しています。
「息をする」とは、「生きていく」に通ずると思います。
精神科に通院している患者さんなら、糖尿病などの合併症が気になりますよね。最低でも年一回は、血液検査をしましょう。
眠ることと息をすることは生命維持の最重要課題なので、食事と運動に気を配る前に、早急に取り組むべきだと思います。
「多血症」で悩んでいるかたは、一度呼吸器内科を受診して、睡眠と呼吸に問題がないか調べてください。お一人でも助けることができればとの思いで、いまこの文章を書いています。
精神疾患で苦しんでいる人は、心疾患で亡くなる人の数が多いんです。
自分自身を正しくケアして、大切に取り扱って生きていきたいですね。