【沖縄予算大幅削減について】
率直な感想はやはりこれまでの様な単純延長を求めるような県の姿勢は客観的にみても残念でした…。
やはり塗り直しの計画だけでは無く、具体的構想を示し、そのやり方、そして検証まで約束する様な形が必要ではなかったかと個人的には思います。
「来年復帰50年を迎える今、沖縄の課題だけでは無く、日本の課題を解決する先頭に立つ大義を掲げた構想で無いと理解は得られない」
上記は尊敬する方のお言葉ですが、本土との格差是正から民間主導の自立型経済構築に振興策が変わった中で沖縄の特殊事情を差し引いても的を得ている様に感じています。
では私達は何を信じてどう行動すべきでしょうか?ここからは少し私が学び感じて大事な事だと思い行動している事について書きたいと思います。
「ミレニアム、Z世代で次の沖縄の50年を創る」
先日渋沢栄一氏の玄孫である渋澤健氏[コモンズ投信代表]のお話を聞く機会があり、非常に興味深い話がありましたのでご紹介致します。
「歴史はそのまま繰り返す事はない、韻を踏む」
彼曰く、日本の近代化社会は「韻を踏む」30年毎に周期性があるとお話しされていました。破壊と繁栄の韻は、2020年に破壊の30年を終えて繁栄の周期に入っているとのご指摘でした。
2050年〜2020年 繁栄?
→2020年〜1990年 破壊
失われた30年、コロナの破壊
→1960年〜1990年 繁栄
高度成長、ジャパンasナンバーワン
→1930年〜1960年 破壊
戦時から戦後
→1900年〜1930年 繁栄
西洋社会に追いついた
→1870年〜1900年 破壊
西南戦争、日清戦争
→1840年〜1870年 繁栄
明治維新
渋澤氏は続けて人生100年時代で人生65年時代の制度設計[サザエさん時代イメージ]であることがおかしいとも。定年間際でおじいさんとの設定されている波平さんが54歳という設定ですのでそれは現代に置き換えると違和感ありますね笑。それを新しい社会に創り変える必要があるのです。ではどう創り変えるのか?
彼はそれを行うにあたり、日本が取るべき国家的戦略にも触れていました。昭和はMade in Japan、平成はMade by Japan、令和はMade with Japanの時代になると。「論語と算盤」の「と」が重要で、「と」は「with」である。その「と」を誰がどう使うのか。その主役は「ミレニアム、Z世代」と話していました。
ミレニアム、Z世代が主役になるべき理由として、デジタルネイティブ世代は日本ではマイノリティですが、世界全体で見るとマジョリティー[多数派]であるからです。
インドネシアの平均年齢29歳、インド28歳、アフリカも、日本は45歳。新興国の若者は何を望んでいるか?それはやはり成長して豊かさを目指している。ただ、世界は大きく変わり始めており、SDGs=持続可能な新たな「次元=デジタルテクノロジーを活用した施策」での取り組みが必要です。
渋澤さんは最後に「日本は今後振興国と直接的に間接的にSDGsやデジタルテクノロジーを絡めてサポートするビジネス=[と]=「with」の力の活用が必要」との話されていました。しかも「論語と算盤」こそ100年も前からSDGsを先取りした考え方であったと思います。
ほぼポジショントークですがめちゃくちゃ共感しました。沖縄復帰50年を前に振興予算の削減があり、私達自身一人一人が考えるきっかけする事が重要だと思い書いてみました。ではまた私自身も出来る事から行動していきたいと思います。
沖縄振興とは?by内閣府
https://www8.cao.go.jp/okinawa/etc/about.html
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