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ピアノ教室の先生、ギター教室ン先生、音楽教室の先生、目を覚まして!
序列化
私達音楽教室の先生が陥りがちなのが、「序列化」と「体系化」です。順に並べて、システムを作るということです。
私自身この序列化と体系化の専門家ですので、最も得意としているのですが、これが間違いになることがあるんです! ここに気付いて欲しいので本記事を書きました。
ピアノなら
ピアノを習う小学生って、昔はバイエルやって、ツェルニーやって、ソナチネやって・・・同時にハノンやってからインヴェンションやって・・・ってやりましたよね。私もやらされました。当時は教材が少なかったからというのもありますが、本質はそこじゃなくて体系化されているメソッドを序列化して学んだという部分です。
幼児や小学生ならいいのですが、十代になったらこの序列化と体系化では前に進みません。
リゾーム化
「リゾーム化」するのです。ここからは私が大学時代にハーバードの聴講で学んだことですので、非常に難しくなります。
音楽の先生で生計を立てている方以外は読まない方が良いでしょう。
ショパン、ベートーヴェン、バルトークの曲を子供達に弾かせようとする時に何を考えますか? 難易度ですよね。どうしても並べてしまいますよね。これが、序列化と体系化の副作用です。「この曲は難しい」と言ったことがある先生は要注意です。 難しいの定義はなんですか? 基準はなんですか? 技術だけに目が行ってませんか?
全部横に並べるんです。そしてその「差異」をそのまま受け入れるんです。甲乙を付けたり、難易度順を考えてはいけません。これが「リゾーム化」です。(なんとジル・ドゥルーズは今の時代は日本語で読めるんですね。)
両方使う
ただ、何もかもリゾーム化すればいいという物ではありません。
ここからは私が海外の音大の先生に話す内容ですので、街の音楽の先生は読まない方がいいと思います。
「リゾーム化は体系化の上に存在する」というのが私が音楽教育で提唱していることです。
難ししコトを言っているようですが、ちゃんと順序良く体系化されたメソッドで練習してから好きな曲弾きましょうねってコトです。
ギター教材の例
現在はギター教材を販売しています。これは体系化されたメソッドを序列化して、細かく分けて1200コンテンツで何も考えなくてもギターの技術が上達し、考えなくてもジャズ・ポピュラーの音楽理論が把握できるように作っています。でも、その後半に楽曲を100曲アルファベット順に並べています。このアルファベット順というのは序列化ではありません。序列化しないという証拠として意味のないタイトルのアルファベット順にしたのです。横に並んでいるのと同じ、つまりリゾーム化です。
この構造・・・是非音楽大学の先生は教材作りに使ってください。
(もちろん、ギター奏者の方はお求め頂き、ご利用頂き、体感してください。)
まとめ
序列化・体系化+リゾーム化
参考になれば嬉しいです。
以下の3冊が発売になりました。是非先生方の音楽人生も満たされた状態にしてください。
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津本幸司
最後までお読み頂きありがとうございました
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