音楽家がドヴォルザークから学ぶ事5選!
ドヴォルザーク
《家路》などはクラシック音楽に精通していない方でもご存知でしょう。ドヴォルザークは「彼のゴミ箱を漁ったら交響曲が一曲出来上がる」と言われるくらいのメロディーメーカーなんです。
あらゆる音楽家が学ぶ事があるので見ていきましょう。
①経済的援助
貧しい肉屋の息子として生まれて、16歳から音楽を学び始めました。比較的遅いスタートです。そして、ずっと貧乏でした。でも、オジさんから経済的援助をしてもらったり、オーストリア政府から貧しいけど才能がある人を救う奨学金をもらったりしてやっと貧困から抜け出したのは35歳です。
援助したり、されたりするのは大切なんですね。
②カクテル
複数の音楽を「融合」するという考え方はいつの時代も行われています。しかしドヴォルザークの音楽は単なる融合ではなく「カクテル」とされています。例えばアメリカ音楽とスラブ音楽を混ぜて出来上がった物が一つの新しいジャンルとして確立するようなイメージです。
単に同時に二つの音楽ジャンルをやっているような融合をやりがちな私達ですが、カクテルを作れるようになりたいですね。
③新バージョン
既存の音楽であるリストの《ハンガリー狂詩曲》の新しいバージョンを作る試みで《スラブ舞曲》が生まれました。
この「モデルから新バージョン」という発想は私達音楽家は身に付けるべきではないでしょうか?
④国際感覚
欧州を転々としただけでなく、アメリカにも渡り国際人としての感覚を身に付け、最後は自国に留まりました。
私達も世界中を見て国際感覚を身に付けたいものです。
⑤遅咲きでもオーケー
先述の用に35歳で咲いています。62歳で没していますので、人生の後半25年だけ成功音楽家として過ごしたのです。人生100年時代の私達なら75歳で咲いてもオーケーになる計算ですね。
頑張りましょう。
日本の音楽家を応援しています。
津本幸司
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