駆け出し音楽家が参考にする実話【第一話】
分割します
今日から話すのは全て実話ですので、wikiなどでも確認して頂けます。全部が繋がったときに、駆け出しの音楽家は生まれ変わります。
駆け出しといっても20代を意味するのではありません。60代以上の売れない音楽家も非常に参考になります。
シンデレラとして女性も参考になりますので、是非老若男女問わず最後までお読みください。毎日1000文字ずつ公開します。
川谷拓三
川谷拓三氏はご存知でしょうか? 昭和生まれの方はご存知でしょう。山城新伍と一緒にどん兵衛のCMやっていましたよね。
大部屋俳優から売れっ子俳優になった方です。まずこのような方の存在があったことを知ってください。
大部屋俳優とは
大部屋俳優とは、時代劇で斬られる役の人達、通行人、街の人などの役の俳優さん達のことです。楽屋が個別に設けられているわけではなく、皆の大部屋にいるから大部屋俳優です。
この大部屋俳優さん達は時代劇の撮影所お抱えのサラリーマンなんです。月に20万円ほどの給料+出演作品で数秒出演して手当を数千円もらうような方々です。定年も60歳くらいです。
皆ここから始めて、いつかは大スターに・・・と思っているんです。
しかし、ほとんどがそのまま大部屋俳優のまま終わってしまいます。
これが現実です。
福本清三
さあ! 福本清三氏です。 この方を知らない人は今すぐwikiで調べてください。日本で芸術、芸能に関わる人は全てが知っておくべき方です。
この福本清三氏は大部屋俳優で名斬られ役として知られています。大部屋俳優としての仕事にプライドを持って定年まで勤め上げた方なのです。小さなアパートに奥様と二人で暮らしながら普段は撮影所の食堂で皆と一緒食事をするような生活です。
この方の生き様がなんとも見事なのです。私達がお手本にすべき方です。
一生懸命頑張れば
何歳になっても続けていた斬られ役ですが
「一生懸命頑張っていたら誰かが必ず見ていてくれる」
こんな言葉を残しておられます。
そして定年の60歳の時・・・
トム・クルーズとの共演の声がかかるのです。見ていてくれたんですね。
これがラスト・サムライです。
渡辺謙、真田広之というスターが日本人でいる中、寡黙なというか一言もしゃべらない役というか、あろうことかトム・クルーズが「おはよう」って言ってるのに無視するような役です。
まずは
まずは60過ぎても信じた道を一生懸命進み続けると報われるというこの方の理念を私達も見習いましょう。
ここで終わらないのがこの福本清三氏の超かっこいいところで、私達が老いても頑張ろうとするところです。
続く・・・
(まずこの映画観ておいてください)
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津本幸司