音楽家は「赤ちゃんの無垢」を思い出して
小児の無垢
ニーチェの『ツァラストラはかく語りき』の第一部では30歳のツァラストラが10年後40歳になって群衆に語ります。口語で簡単に書きますと、
「ホントは俺たちみんなスゴい超人になれるのですよ。動物と超人の間に人間という綱があるのです。それを渡っているのですよ。」
そして、第一部のクライマックス「精神の三様の変化」です。
ラクダになる
ライオンになる
赤ちゃんになる
この赤ちゃんになるところまで来たらオーケーです。赤ちゃんの状態では完全に無垢で、真っ新な感じです。これはちょっと前のロックの「タブラ・ラサ(何も書かれていない書板の意)」似ていますね。
で、そこから色々な遊びを新柄、己の力で回る車輪となり、自分で動いていくのです。
第二章から
実は第二章からがあまりに有名すぎて、皆上記の第一章を軽く読んでしまうのです。第二章からは例の「神は死んだ」が始まるからです。
なんやかんや話は続きますが、結局の所
自分の朝が来て、自分の昼が来るんだぜ! かかって来いごらぁあ!
という、意味です。
赤ちゃんを見ると
0歳児を見ると「超人が始まった!」と嬉しくなります。
これが保育園、幼稚園、小中高大という過程の中で、「自分なんてまだまだ」と思うように育ってしまうのです。これが99.999%の人々です。
そして、社会人になるころには
弱い自分は「善」であり、強者は「悪」
と思うようになってしまうのです。これがいわゆる「ルサンチマン」、つまりは超人の真逆です。
せっかくの「超人」の可能性をもって生まれたのに「ルサンチマン」に育ってしまうのです。
だから、無垢の状態の超人の可能性が100%の赤ちゃんを見ると、もの凄いパワーを貰います。
私の娘は保育士ですので、毎日パワー貰いすぎてもう無敵です。
お母様、お父様へ
お父様やお母様がルサンチマンだと家庭で過ごす全ての時間を「ルサンチマン養成所」になっているのですよ。
そして、自分が一時はその無垢な赤ちゃんだったことを思い出してください。何が原因でルサンチマンに育ったかを考えるべきです。蛇のようなモノが存在しているはずです、そう今も尚あなたの身体に入っていますよ。その頭を食いちぎってください。間違ってもその蛇を赤ちゃんに入れないで!
まとめ
街ですれ違う0歳児を見に行ってください。
超人ですよ。
おしまい♫
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津本幸司
最後までお読み頂きありがとうございました
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