音楽家が裕福になるマインドシフト3選
お金がない状態を作り出している音楽家のマインドがあります。お金が必要なのにお金を得る行動をしないというのは矛盾しています。「頑張ってるんだけど無理なんだ」という声が聞こえて来そうですが、それはウソです。自分自身がわざと頑張らないように仕向けているのです。この自分の中の矛盾を消して、お金がある状態のマインドにシフトしてください。
ここでシフトという言葉を使うのには理由があります。チェンジではありません。チェンジというと「ドカンと大きく大変な変更」をイメージしますが、シフトというのは「スッと移動させる」ことを意味します。簡単な作業をイメージしてください。次の3ステップでマインド・シフトします。
【ステップ1】コンペリング・イベントを書き出す
コンペリング・イベントとは「やむを得ない事柄」とでも訳しましょうか。お金がないからできない、買えない、行けない、なれない・・・などの「痛み」を書きだしてください。例えば、「お金がないから、思うような音楽活動ができない」「お金がないから、欲しい楽器が買えない」「お金がないから、旅行にいけない」「お金がないから、労働に時間を奪われる」という具合です。
【ステップ2】マッシブ・コントラディクションを取る
マッシブ・コントラディクションとは「強烈な矛盾」を意味します。人間の脳は痛みを回避するようにできていますので、【ステップ1】で書いた「痛み」を取ることが最優先です。なのにも関わらず、お金を得る作業に伴う「痛み」を優先的に取り払おうとしているから「お金がない状態のマインド」が定着しているのです。【ステップ1】で書いた「痛み」の方が強烈なはずです。この矛盾を取ります。
方法としては、【ステップ1】で書いた「痛み」がなくなったら、どれほど快適な音楽人生になるかを文章で書いてください。例えば、「お金があれば、朝から作曲活動をして、日中は練習して、夜にはクラブで演奏する理想的な生活が手に入る!」「お金があれば、憧れの楽器が手に入る!」「お金があれば、家族で旅行に行ける!」「お金があれば、労働から解放される!」という具合に最後に「!」を付けて大袈裟に喜びを感じてください。
【ステップ3】マネー・ツリーを信じる
「Money doesn't grow on trees」「Money is the root of all evil」この二つの言葉は日本語にすると「金の成る木があるわけじゃない」「金は諸悪の根源」となります。どちらも、お金を遠ざけるマインド・セットの典型例です。【ステップ2】の「痛みがなくなった状態」は得るに値するものです。「マネー・ツリー」つまり、「お金の成る木」が作れると信じてください。「木」とは物理的な樹木ではありません。お金を生み出すアイデア、活動、発想、創造を意味します。一般の人には難しいことですが、私達音楽家は音楽という無形の価値を作ることができるので、このマネー・ツリーを容易に作ることができるのです。
最後に
【ステップ1】の痛みを取り、【ステップ2】の快適な音楽人生を送るために、この【ステップ3】のマネー・ツリーを作ることは、決して「諸悪の根源」ではないのです。最高に楽しく、幸福な作業なのです。
上記は『音楽家の資産形成術』の50章のうち第9章を簡略化しました。
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最後までお読み頂きありがとうございます。
津本幸司
年に一度一緒に「マネー・マシーン」を作る日を設けています。
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