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高収入なのに貧乏音楽家になる裏事情を暴露します(実話)

これからあなたは自分の収入を上げることでしょう。それにまつわる重要事項を最初に二つ説明します。

①ヤバイ現象

一つ目としてライフスタイル・クリープという現象を覚えてください。収入が増えるほど、生活水準を上げてしまい、その生活水準に慣れてしまうことです。これにより、どんどん贅沢をするようになってしまい、一向に資産形成できない状況に陥ります。このライフスタイル・クリープは避けなくてはいけません。

②極端な考え

二つ目として、収入が上がったら、上がった分の全額を貯蓄や投資に回すという極端な考え方は良くありません。私達は「何が何でも早く資産形成する」のが目的ではなく、「音楽家として資産形成する」のが目的です。音楽家としての成長、感性を磨くための行動や勉強を含む自己投資はもちろん、生活水準を上げて豊かな音楽生活を送っているというマインドセット形成が必要です。収入が上がったら、適切に生活水準も上げるべきです。

バランス

したがって、ライフスタイル・クリープに陥って資産形成できないのはダメで、生活水準を上げないのもダメということになります。だからこそバランスをとってライフスタイル・クリープを「上手く」避ける必要があるのです。

方法

方法としては、多くの名著で紹介されている通り、収入が増えた分の半分を貯蓄して、残りの半分を生活水準を上げることに使います。この方法でライフスタイル・クリープを上手く避けることができます。ここで間違いやすい計算を紹介します。この計算が分かれば巷の「収入の10%や20%を貯蓄するという考えは間違い」というアイデアを支持することになるでしょう。

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例えば

収入の10%を貯蓄している人の年収が400万円から600万円に上がったとし
ます。貯蓄額は次のようになります。

  • 過去:年収400万円→貯蓄40万円

  • 現在:年収600万円→貯蓄60万円

一見正しく先取り貯蓄できているように感じてしまいます。しかし、生活費を計算すると驚
きます。

  • 過去:年収400万円→貯蓄40万円→生活費360万円

  • 現在:年収600万円→貯蓄60万円→生活費540万円

なんと180万円も生活水準を上げてしまっているのです。貯蓄は
20万円しか増やしていません。

ストイックな場合でも

たとえ収入の20%を貯蓄するストイックな人でも

  • 過去:年収400万円→貯蓄80万円→生活費320万円

  • 現在:年収600万円→貯蓄120万円→生活費480万円

となり、貯蓄は40万円しか増やさずに、生活水準を160万円も上げています。これが収入にする「割合」で貯蓄することの落とし穴です。つまり、低収入の時は無理をしてしまっており、収入が上がるに連れて贅沢し過ぎてしまうのです。これではライフスタイル・クリープに陥ってしまいます。

正しくは

正しくは、収入が400万円から600万円に増えたなら、増えた200万円の半分の100万円を追加貯蓄し、半分の100万円を生活水準向上に充てます。

  • 過去:年収400万円→貯蓄40万円→生活費360万円

  • 現在:年収600万円→貯蓄140万円→生活費460万円

これでライフスタイル・クリープを避け、生活水準も適切に向上させることができます。例えば、運用額の4%の利息だけで生活をする状態を目指しているとしましょう。必要な額は生活費360万円だと9000万円、生活費460万円だと1億1500万円です。後者の方が2500万円余分に必要になりましたが、収入が増えているので運用額の利息だけで生活する状態に到達する時間が相当短くなります。

分かりやすく計算すると

分かりやすく極端な計算をすると、貯蓄40万円を続けて9000万円にするは225年かかります。貯蓄140万円を続けて1億1500万円にするには83年です。両方とも非現実的な年数ですが、いずれにしても時間が相当短くなっていることは分かるでしょう。

まとめ

少しでも収入が上がったら半分を貯蓄し、半分を生活水準向上に充ててください。

上記は『音楽家の資産形成術』の50章のうち第26章を簡略化しました。

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最後までお読み頂きありがとうございます。

津本幸司

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津本幸司
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