音楽家が資産形成する10個のハビットとは
ハビットとは
ハビットは習慣と訳しますが、行動に限ったことではなく、考え方にも当てはまります。資産形成に必要なハビットを身に付けてください。一見、資産形成とは無関係のように思える行動や考え方もありますが、科学的な根拠に基づいています。消費、時間、人脈、イメージ、健康、メンタル、マインド、スピリット、扱い、心理の10個のハビットを身に付けてください。
⑴【消費】他人目線の消費をしない
見栄をはらずに、身の丈にあった服装をするところから始めてください。見栄のために贅沢品などに手を伸ばし始めたら末期だと捉えてください。本来は自分の満足のために消費すべきですが、他人がどう感じるかを基準に消費するのが「見栄」の正体です。人から見られる物で最も表面積の大きなものが、家、車、服です。家と車は頻繁に見せるものではありませんが、服は頻繁に見られています。他人目線の妄想的な価値を捨てて、この服装を身の丈にあう状態にすることこそが「見栄」からの脱却方法です。
⑵【時間】時間を無駄にせず、経済的に有効に使う
「時は金なり」という考え方は人を不幸にします。余暇やレクリエーションの時間を「稼ぎ損ねた時間」と考えてしまうからです。私達音楽家は時間に価値を生み出す職人です。時間とお金を等価と考えて、時間を切り売りするような労働をしてはいけません。しかし、時間を無駄にしていいわけではありません。経済的に有効かどうかを考えてください。SNSで芸能人のネガティブな話題を見続けている時間はただの無駄です。ゆっくり絵画を見ている時間は音楽家としての感性を養い、将来的に大きな経済的価値を生んでくれる有効な時間です。くれぐれも「こんな絵画を見ている時間があればコンビニのバイトで1200円稼げたのに」と考えないでください。
⑶【人脈】気の合う人とだけ付き合わずに、有益な人と付き合う
気の合う人というのは現状の自分と同じ波動を持っている人です。音楽家として、人間として、資本主義社会の立場が同等レベルであるから気が合うのです。この本をお読みになっている音楽家の方は、現状よりも大きな資産を形成したいと考えているはずです。つまり、現状から抜け出す必要があるのです。そのためには音楽面と経済面において資本主義社会の立場が上の人と付き合う必要があります。それが「有益な人」です。有益な人を探して付き合うというハビットを身に付けると自分の波動が変わります。ちなみに「この人と一緒にいたら儲かる」というのは「有益な人」ではありません。
⑷【イメージ】お金にたいしてポジティブなイメージを持つ
お金にたいしてポジティブなイメージを持つというハビットはこの本のメイン・テーマとして他の章でも繰り返し述べている内容です。
⑸【健康】健康を疎かにしてまでお金を稼ごうとしない
健康には数千万円、数億円の価値があります。人的資本の価値、時間、医療費などを考えると計算できると思います。しかし、資産形成を始めるとお金を稼ぐことに注力しがちです。資産形成のために健康を害してしまっては本末転倒です。年齢を問わず健康最優先で音楽活動と経済活動をしてください。
⑹【メンタル】部屋を片付ける
割れ窓理論といい、丸めたティッシュが一つでも部屋に転がっていたら、そこからどんどんゴミや邪魔な物が溜まり始めるのです。そして心が乱雑になり、経済活動にまで頭が行かなくなります。部屋が片付いていない状態では、その日にやり残した仕事があるのと同程度のストレスホルモンが分泌されることは有名な研究結果です。片付いている状態を維持するために、常に片付けながら生活するといいでしょう。立ったついでに本を片付ける。飲み物を取りに行ったついでにキッチン周りを整理するという感じです。
⑺【マインド】冷蔵庫の中身を少なくする
冷蔵庫は物が少ない方が電気代の節約になります。これがダイレクトに資産形成に役立つのではなくて、このハビットは「冷蔵庫の電気代の効率化まで神経質になっている人が資産形成できないはずがない」という理屈です。冷蔵庫は一例ですので、すべて経済的に最も効率的な状態にしてください。
⑻【スピリット】水回りをキレイにする
水回りと運気の関係は風水などでよく言われることです。こんなスピリチャルなこと無関係だとお思いの方もいらっしゃるでしょう。このハビットもスピリチャルを信じる、信じないの問題ではなく、「こんなスピリチャル程度のことまで神経質になる人が経済的に不利になるような生活を送るはずがない」という理屈です。
⑼【扱い】現金の扱いを丁寧にする
現金こそがお金です。お金を折りたたんで、お尻のポケットにいれて、座ってお尻で踏み潰す・・・このような行為をしている人のところにお金は集まってきません。自分の子供のように扱いましょう。自分には何人の子供がいて、どの都道府県に住んでいるかイマイチ分からない・・・ということがないようにしてください。つまり、お札や硬貨ひとつずつの扱いを丁寧にするのはもちろんのこと、どの場所にどのくらいあるのかを把握してください。
⑽【心理】財布はキレイにしておく
財布はお金の家です。帰りたくなる家、訪問したくなる家、そこに住み着きたくなる家がどのような家かを考えると明らかでしょう。大きくてキレイで、無駄がなく片付いていて、隅々まで掃除が行き届いていて、家族や仲間がずっと幸せに暮らせる家です。財布を新調して、新札を丁寧に入れておく行為で、どんどん仲間が増えます。これもスピリチャルな話ではなく心理学です。実際にやってみると「お札を入れたくなる」と思います。新しい財布を買う予算がない場合は、布でキレイに拭き上げる作業だけでもやってください。
上記は『音楽家の資産形成術』の50章のうち第8章を簡略化しました。
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津本幸司
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