「宝くじ買う?」文系音楽家が陥っている数字の罠とは
宝くじ
宝くじを買う人っていますよね。なんで買うと思いますか?
「あたるかもしれないから」
でしょうか?
正解は「期待値」が計算できないからです。
期待値とは
この「期待値」というのは「平均」とちょいと違うのですが、ゴリゴリの理系の説明を省きたいので、まぁ同じような物だと考えてください。(理系の方は標本の値と母集団の値が一致した場合のみ期待値と平均値が一致すると考えると分かりやすいでしょう)
わかりやすい例①
コインを投げて表が出たら100円もらえるゲームがあるとしましょう。参加費は10円です。やりますか?
この時に考えるのが「期待値」です。表と裏が出る確率が1/2なのは分かるでしょう。だから、
(表100円x確率1/2)+(裏0円x確率1/2)=50円
です。だからこのゲームはやりまくった方がお得なのです。
わかりやすい例②
10枚のくじ引きがあります。0円券6枚、300円券3枚、1000円券1枚が入っています。参加費が200円です。やりますか?
この場合は
(0円券x6/10)+(300円券x3/10)+(1000円券x1/10)=190円
です。だからこのゲームはやってはいけないのです。
宝くじの例
宝くじを計算すると期待値は150円になります。つまり1枚300円の宝くじを買ったら150円になるということです。だから買ってはいけないのです。
買い物のすべてに期待値がある
買い物のすべてを期待値で考える必要があります。得をするから買うわけです。数値化できない自分の感情なども無理矢理数値化するとどの程度むだな買い物をしているかが分かりますよ。
株、債券、暗号資産
金融資産も期待値を計算して購入してください。
ここで注意!
期待値は動くんです。
これが伝えたいことです。真の値が一つ存在する・・・神さまがいて本当の真実が一つある・・・、つまり期待値はこれ!というのが存在する・・・と、考えると世の中が動いたとき、自分の信念が変わったときに全部ひっくり返ることになります。
カントが大陸合理論とイギリス経験論の両方を批判したような感じです。(理系の統計話に文系の哲学ぶっ込んでくるな!)
解決策
解決するのがベイズ統計です。
私達はこれで資産を築いて優雅に音楽ライフを送っています。
どうぞご自身で勉強してください。
お勧めはこちらです。通称「怖い人本」です。
もし、計算結果と結論だけマネしたい方、特に時間がない方、30代以上の文系の音楽家は私が1年に一度こちらで手の内を全部公開していますので、ご参加ください。通例から考えると、多分この記事が公開される頃には最後部席しか残ってないと思います。
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