音楽家が成功をゴールにすると地獄が待っている
無間地獄
インスタで「自分は成功してますよ!」という音楽家、プロデューサー、作曲家、ディレクター、脚本家などの写真を見てください。一定の特徴があると思います。
その特徴こそが無間地獄です。
ちなみに無間地獄とは仏教でいう八大地獄の八番目の最悪の世界のことです。
知能がある音楽家は絶対に陥らないのですが、知能がない人が少しでもお金を持ってしまうとこの無間地獄に陥ります。
金銭的
成功していると主張している人は確かに稼いだ金額は一般の人よりも多いのです。しかし「満足していない」のです。
限定合理性
「人間の満足は資産の量ではなくて、資産の変化にある」というダニエル・カーネマンの限定合理性が元になっています。
つまり、一度何かしらの高級品をインスタで自慢した瞬間に、それが第1のゴールとして設定されたことになってしまい、次の高級品がゴール設定されてしまいます。
例えば100万円の時計を自慢したら、次は200万円の時計を自慢する義務感が生まれてしまうのです。
具体例
あるあるなので、インスタで検索してください。
高級車の横でイェーイといわんばかりの表情を浮かべている投稿があるはずです。しかし、スクロールすると違う時期に違う高級車の横でやっぱり同じようにイェーイという顔の投稿しているはずです。
高級時計や高級旅行や高級酒をこれ見よがしに撮影した写真のコメントにはそれに気付いてる人がワイワイ承認欲求を満たしてあげているはずです。
有名人同士でのゴルフや会食でイェーイといわんばかりで人脈の多さを自慢している投稿が幾つもあるはずです。
上記が無間地獄
投稿を見ている人は「うらやましいなぁ」と思うかも知れませんが、投稿している本人は地獄です。投稿した瞬間に次の「ノルマ設定」をしたことになるからです。
一度、モノ、お金、人との繋がりをゴールにしてしまうと、永遠に満足することのない無間地獄にはまり込むのです。
避ける方法
一般的なアメリカのコーチングの世界では、チャリティなどの社会問題に取り組むことでこの無間地獄から開放されると言われていますが、それはビル・ゲイツ氏レベルの話です。私達がやってもただの歪んだ正義、偽善、表面的なチャリティに過ぎません。
私が音楽家コーチングの世界で推奨している、この無間地獄を避ける方法はこの記事です。
つまり、行動科学的にこのような無間地獄に陥る人の心理を客観的に分析して、知り尽くして、哀れむことで別世界に行けるのです。
早い話が「プッ」と小馬鹿にして笑うことです。
まとめ
さあ、「あ、無間地獄にいる人だ、かわいそ〜」という投稿を探してください。
ご自身がそこにいっては行けませんよ。
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