音楽家が一瞬で理想像に近づく方法
理想
この記事は世界中の音楽大学4年生達を集めて行う講義の一つです。しかし、30代〜70代の方も応用可能です。
まず、この記事を書いている私は「あなたの理想」は分かりません。ご自身に聞いてください。
質問と答えの書き方を例で示しますので実践してください。
スマホのメモでもいいですが、なるべく手書きがお勧めです。
年齢
「今何歳ですか? 何歳までにどのようになっているのが理想ですか?」
答え:私は○歳です。○歳までに○○の状態になっているのが理想です。
時間
自分の今の年齢と理想像に辿り着くまでの年齢に何歳の差がありますか?
2年ですか? 5年ですか? 10年ですか?
それに一年の活動できる日数としてざっくり300日を掛けてください。5年なら1500日です。
答え:自分が理想に向かうまでの日数は○○日です。
ギャップ
理想像とのギャップはどのくらいありますか? 理想が武道館1万人のコンサートで、現状が100人なら9900人がギャップです。
理想が月収100万円で現在月収20万円なら80万円がギャップです。
理想が50曲リリースで、現状完成しているのが5曲なら45曲がギャップです。
とにかく数字で答えてください。
答え:自分のギャップは○○です。
一旦整理
この時点で自分のギャップを日数で割って整理してください。
例えば2年(600日)かけて、月収80万円増やす必要があるなら、1日に1400円ずつ収入があがるようにする必要があります。
例えば5年(1500日)かけて、お客さんを1万人増やす必要があるなら、1日7人増やす必要があります。
答え:自分は1日に○○にする必要があります。
この1日の作業が「まぁ、こんなもんだな」「これならいけそうだな」となっていれば完璧です。私の音楽家コーチングⓇのクライアントは皆この状態にしています。
何が悪いか
もし、「こ、このギャップは1日では埋められない・・・一向に理想に近づいていない」となったら、緊急事態です。現状の動き方が間違っているんです。
何が悪いかを挙げてください。
答え:自分がヤバいのは○○が間違っているからです。
(たいてい、何が間違っているか気付いてないのでここで正確な問題点が浮き出てくることは希です)
放置の危険性を知る
そのヤバい状況を放置していたらどうなるか考えてください。例えば、「このまま現状を放置していると、自分の設定している理想にはなれない」「空回りの人生になる」「音楽教室にお金を寄付しているだけ」などとなります。
答え:自分が現状を放置しておくと○○になってしまいます。
損失額を計算する
お勤めの方、フリーターの方も、自分の過去一ヶ月で自分が理想に向かって30日動いた成果を考えてください。もし一歩も前進していないなら、月収分の損失が出ていると考えます。例えば、月収25万円の兼業音楽家が、600日(2年)後の理想に一歩も前進していならなら、過去30日(1ヶ月)は25万円支払って足踏みしてただけです。2ヶ月前進してないなら50万円、人によっては1年間全く前進していない人もいるのです。その場合は300万円の損失を出して足踏みしていたのです。(会社は足踏みさせたいですからね)
答え:私は○○円の損失を出して足踏みしていました。
(私の知り合いで27歳の兼業音楽家歴5年のピアニストがいます。27歳で相談しに来た時い計算すると1500万円の損失になっていました。アナタは恐らく大丈夫でしょう)
未来の損失を計算する
上記の二つを合わせて、放置すると向こう数年でいくらの損失が出るか計算してください。たとえば、月収25万円の人が半年現状を放置すると、150万円の損失です。
答え:私が現状を放置すると向こう○ヶ月で○○円の損失を作ることになります。
お金以外
時間というのはお金だけで計算できないのです。5年おきに自分の若さ、健康、世間の需要は激変します。「なんで20年前に気付かなかったんだ!」と自分を責め立てる40代のローンだらけの高収入サラリーマンが頭を抱えるのは時間が取り戻せないからなのです。お金よりも価値があるのが若さです。40代のサラリーマンが1億円払えば10年巻き戻せるとなったら余裕で支払うはずです。このまま現状を放置すると何年の若さを無駄にするか考えて下さい。
答え:現状を放置すると○年の若さを捨てることになります。
(20代でデビューした音楽家と、30代でデビューした音楽家とどちらを聴きたくなりますか? 責任と信頼と期待がガラッと変わるのが若さです)
まとめ
上記をまとめさせるのがポイントです。皆さんやってください。これさえまとめられれば理想に近づきます。
しかし、恐らくこの記事をここまでお読みになる方は、問題なく「これならいけそうだな」と考えられていると思いますので安心です。
計算したことない人はもちろん、深刻な状態にある人は「音楽家としての生き方」を間違えているのです。もしくは考えてもいないか、知らないのです。
大丈夫まだ間に合いますよね。応援しています。
(10年前、20年前にもこのような兼業音楽家がたくさんいました。そして、音楽哲学セミナーを開催して、そのギャップと時間をスルスルと解決して舞台の主役、さいたまスーパーアリーナ、紅白歌手になって行きました。これが10年ぶりに開催する9月の「音楽哲学セミナー」です。私と一緒に解決します。解決というか「知って」「考える」だけでクリアできます。よろしければ先行情報をお取り寄せ下さい。音楽家としての生き方を身に付けて夢に向かう自分の未来を想像して創造してください。明るい未来が待っています。)
がんばってください。
津本幸司