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音楽家がいかに恵まれてるかを自覚する方法

ロト

「ユー・ウォン・ナ・ロト(オマエは宝くじに当たった)」
というのは、22歳でアメリカ政府から強制送還させられそうになった私に向かって言った、心理コーチの言葉です。

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なんで、最悪な環境なのに宝くじに当たったことになるの?

背景

なんどもメディアで話していますが、事の背景として、1994年19歳で学生ビザで米国に入国しました。稼いでいいお金は年間30万円です。22歳の私はミュージカルの演奏で年収1000万円を超えていました。ピアニストもギタリストも年収400万程度なのですが、私はピアノとオルガンとギターを弾いたので普通の演奏者の3倍のギャラももらう組合のシステムだったのです。これが問題なので、ピストルを突きつけられて強制送還させられる事になったのです。

しかし、バークリー音楽大学と、ブロードウェイとニューヨークとボストンの組合が「コージ・ツモトがいないとアメリカに損失が出る」と、証明してくれたのです。

でも、その間の1週間は地獄でした。

その時に先述の言葉をコーチが掛けてくれたのです。

意味

宝くじに当たったというのは、「そもそも、この宇宙単位で考えた時に地球という星で、人間と言う生物として、先進国に生まれたということは、何兆分の1の確率の宝くじに当たったと考えろ」という意味です。

「今の表面的な地獄のような環境なんて人生のアップダウンの小さな波に過ぎないので、どうでもいいことだ。」

と仰いました。

スッと軽くなって、平気な顔でヘラヘラすることができました。

シャバを見ると

当然すぐにシャバに出ましたが、周りの学生を見て、

「あれ? この学生達も全員宝くじに当たっているのに、なぜ頑張らないんだろう? なぜ、ノホホンと学生生活を送ってるのだろう? なぜ俺を嫉むことはしても、努力はしないんだろう?」

と、不思議に思いました。

3億円

3億円の宝くじに当たったとしましょう。その後、引きこもってカップラーメン食べて、体壊して、死んで行く人を見たらどう思うでしょうか?

「も、もったいな! 使えばいいのに」

と思うはずです。

音楽家へ

人間の時点で宝くじに当たってるんです。音楽ができる環境にいるなんて10億円当たっているようなものです。

使ってください。

頑張ってください。

その人生を他の人が考えた労働内容に従って、その人の夢に協力して、命をすり減らす代わりに給料をもらうような生活は辞めてください。

これがいいたいことです。

おしまい♫

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津本幸司

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