🪴色彩検定3級の合格記録

🪴はじめに

　SNSが身近なこの時代、検索すれば「〇〇合格体験記」や「〇〇勉強方法」がたくさん見られるようになった。世の中にたくさん記録がある中で「私が同じように「〇〇合格体験記」や「〇〇勉強方法」を書くことに意味はあるんだろうか？」とも考えた。
　けれど、経験は自分の人生の舵をきるための判断材料にもなるしエネルギーにもなる。だからこれからの自分のためにも、記録しておくのはそう悪くないと思った。言葉にして何かを伝えたりすることに苦手意識を持っている私にとっては、アウトプットの練習にもなるから一石二鳥。それでもし、誰かにとって何か響くものがあればとてもラッキーで幸せなことだと思う。何がどう影響するかは書き手と読み手次第の化学反応。良い意味でも悪い意味でも、これが発信の醍醐味でもある思う。世の中にありふれた合格記録もその一つであってほしいと思う。

🪴色彩検定を受けようと思った理由

　受ける理由は人それぞれ。仕事上必要だから、学校の授業の一環だから、色が好きだから、絵が好きだから、デザイン力を伸ばしたいから、配色が苦手で克服したいから、資料作りやチラシ作りに活かしたいからなど、いろいろあると思う。
　私の場合は、今の自分に足りないものの一つが「色彩を理論的に考えられる力」だと思ったからだった。作り手として仕事をしていくうえで、今の自分の実力を振り返った時に今後も色彩の本質的な部分を理解しないまま描き続けることに不安を覚えたのがきっかけだった。
　私は美大や専門学校のような教育機関を出ていないことに正直、多かれ少なかれ負目を感じている。そういう専門機関出身の人たちで且つそれらを活かして仕事にしている人たちとの差は、知識の質的な部分だったり考え方を育む環境と時間の使い方だったりから出るのではないかなと考えている。もちろんそれらを活かすもそうしないのも本人の事情次第だと思うし、義務だとは思っていないけれど、純粋に知っていたほうが、私の場合は自分の人生がより豊かになるんじゃないかと思った。

🪴準備したもの

　あまり意識しない人もいるかもしれないけれど、準備には「物理的なもの」と「心理的なもの」がある。意識するのとしないのとではやっぱり質に違いが出る気がする。だから私がこれから書き起こす『準備したもの』に、「？」と思うものがもしあったとしても不快に思わないでほしい。あくまでも「私の場合の準備したものリスト」だということをご承知おきくださいませ。

１　勉強のマインド
・目的を忘れない気持ち又は目標を書いたメモなど。
・意外と忘れがち。イヤイヤやるより効率が良い。

２　YouTube
・通信制限と相談。

３　紙
・ノートや(気にならなければ)裏紙。
・書ければサイズや形は何でもOK。好きな紙に書くこと。

４　使う文房具
・モチベーションアップに繋がりそうであれば意識して選んでも良いと思う。

５　公式テキスト
・公式サイトやAmazon、中古品からでも。
・改訂版が出ているのでそちらを選ぶ。(初版発行が2019年12月20日以降のもの)

６　公式過去問　一冊
・使うタイミングまでに調達できればOK.
・3級は基礎知識だから大きく内容が変わることはないんじゃないかなと思うけど、直近数年の過去問から選ぶのが安心かも。迷ったら最新版を。

７　新配色カード
・一つは持っておく。いろんな色に目を慣らす。
・サイズ2種類あり。
・現行製品(在庫無くなり次第販売終了)とリニューアル製品がある。どちらでも試験に影響は無いとのこと。(公式サイトより)

🪴勉強方法

もし参考にする方がいましたら、覚えなくても大丈夫です。一つクリアしたらまたこの記事を開いて確認しに来てくださいませ。

１　(YouTubeにて)初見で対策動画を聴く
ひと通り聴き流す。音で耳から頭に入れる。
( ふむふむ、そうなんだ〜、くらいの感覚で。とにかく気楽に… )
私が視聴した対策動画：「irodori大学」の再生リスト『色彩検定3級対策』
シンプルな構成で聞き取りやすいです。

２公式テキストを一周
読む。& 気になる単語は書いてみる。文字で目から頭に入れる。
( 動画で言っていた〇〇はこのことか〜、と①の対策動画で聴いた内容が自然と思い出されるので、振り返りにもなります )

３過去問を一回分解く
私は最新年度の公式過去問を一冊購入。
自分がどの問題を理解出来ていて、どの問題は記憶が定着していないかを把握するためなので、正解数は気にしなーい。
夏編と冬編があるので片方を解く。

４分からなかった問題をテキストから探して内容を理解し直す。

５同じ過去問を1回分解く

６　４(分からなかった問題をテキストから探して内容を理解し直す)

7　３の過去問の解いていない方を解く

(８必要であれば、もう一度 4〜6 をする)

おまけ　(YouTubeにて)違う対策動画を聴く
・教える順番や抑えるポイントが違うので、復習も兼ねて理解が深まった。
・気になる部分を中心に。
私が視聴した対策動画：オンスク.JP　色彩検定3級

🪴勉強して変わったこと

・自分の色彩感覚に自信がついた。
自分がなんとなく色彩に対して感じていたことが主観的ではなく客観的
なことだったと気づけて安心できた。

・色に対する見方が変わった。
原理を理解することで色彩の凄さがわかった(語彙力…)。
「色彩を扱う仕事というのは、好みや(いわゆる)「適当」だけの世界ではない」ということが再認識できた。色や形として認識するまでの過程を意識するようになった。自分の仕事に誇りを持てるようになった。

・色彩の選び方にバリエーションがついた。
限度がある「独学(自己流)」オンリーから抜け出せた。いわゆる「オリジナル」と「技術/知識」両方活かせたらもっと楽しいのではないか(強みになるのではないか)と改めて思った。

・色彩がさらに好きになった。
ここ大事。

🪴反省点

・「PCCS色相環」、「トーンの概念図」の配置を覚えるまで書き写す。
私はここが足りなかった。
「もうちょっとやっておけばよかったなー」というのはあるある。
掛け算みたいに覚えることで作業が捗ることは間違いないです…。

🪴勉強ポイント

あくまで私の性格に合わせたポイント。皆さんの勉強ポイントは何ですか？

１　勉強マインドは「気楽モード」をキープすること。
マインドコントロール大事。イライラピリピリしながら勉強なんて、身体にも悪いし周りにも迷惑だと心に留めている。自分の機嫌は自分で取ること。

２　耳と目、両方から頭に入れること。
「消費するエネルギーの種類が違う気がする → エネルギーの消耗が分散される → 普段の生活や勉強、仕事への負担が減るのでは？」という個人的見解。

🪴まとめ

色彩検定3級は色彩の基礎的な部分を扱っているので、幅広く様々な人におすすめ。まずは色彩について知りたい！という人たちに向けて開かれているのが3級だと思われる。

🪴最後に

次は2級取得を目指して色彩への理解を深めたい。
合格してまた記録を書けたらいいなぁ。
みなさんが自分に合った勉強法で自分の目的を成し遂げられますよう！

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ABOUT ME

郁　(Kaoru)
1998年生まれ。
生まれるときからマイペース。( 後日母談 )

駆け出しのクリエイター兼画家。
まちづくり、ものづくり、環境、暮らし、生涯学習、文化に関わるデザインで仕事が出来るよう、日々勉強中です。

最近のお仕事 …ハンドメイド含むグッズ販売、絵画制作、 イラスト、フライヤー・資料などのDTPデザイン

instagram … 制作の様子
X (旧Twitter) … お知らせ

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投稿日：2024年9月1日(日)

note 更新日：2024年11月10日(日)
※ より正確に伝えられるよう、校正に努めます。当時の記録を尊重するため変更は最低限に留めていますが、投稿後の修正をご了承くださいませ。

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