子ども食堂訪問 @目黒区まると食堂
先日、TFT-UTとして初めてこども食堂を訪問しました。
2年前からサブ活動として候補に挙がっていましたが、メンバーが増えたこともあり、とうとう実現させることができました!
まず第一弾として、8/18日曜日に「まると食堂」さんを訪問したので、報告します。
同じ目黒区にある子ども食堂で、ボランティア参加を温かく受け入れてくださいました。
今回のメニューは夏野菜グリルキーマカレー、スープ、すいかです。TFT-UTからは2年と3年の4名が参加しました。
1.まると食堂さんについて
まると食堂は「おとなとこども」によって運営されています。「おとなとこども」は、菅刈小学校のPTAの方達が立ち上げた、設立から一年ほどの新しい団体です。「まると食堂」は月に1度、菅刈住区センターで開催されていて、今回が13回目だそうです。
2.活動報告
9:00 集合、調理開始!
キーマカレー用に、玉ねぎやニンジン、オクラなどの材料を、皮むき、みじん切りにしていきます。その後、私たちはスープ作りを任せてもらいました。工程表に基づいて、みなさん手際良く作業されていて、私たちも力になれるよう頑張りました。
沢村ベーカリーさんが、余っていたパンを寄付してくださいました。
別室では、ホワイトボードに絵を描いて、お客さんが来る準備を整えます。
12:00 こども食堂オープン!
お客さんは小さい子供からボランティアの中高生までです。家族みんなで来ている人も多く、集まった全員で和やかに楽しく食事されていました。
13:00 実食
ボランティアの私たちも同じメニューをいただきました。おなか一杯お替りまでいただきました
14:00 片付け
お皿は各自食事後に自分で洗います。
15:00 ミーティング
次回メニュー考案メンバーや運営の方のミーティングに参加しました。運営理念や、他の参加者の方の感想も伺えて、刺激になりました。
まると食堂は、「つながり」を大切にされていることが伝わってきました。
まず、地域とのつながりを大切にされています。パンは沢村ベーカリー中目黒店さんから、お米はドン・キホーテ中目黒本店さんから、そして野菜は近くの公園で採れたものをいただくなど、様々な方と協力して活動している、地域にも愛された団体です。また、社会福祉協議会経由でパチンコ店から、また働いている方の伝で春華堂さんから、お菓子のご寄付をいただくなど、様々な方に支えられています。
ボランティア同士のつながりもあります。幅広い世代の方がボランティア参加されているところも、特徴です。ライングループや、こくちーずといったサイトで情報発信をすると、お年寄り、親子で参加する方など、十数人が集まります。今回参加して、地域に暮らしている人々の交流の場になっていることが分かりました。
また、「おとなとこども」という名前が表すように、大人も子供も、家族でも一人でも、食堂を利用することができます。今回はお盆ということもあり、帰省で出払っている人も多かったからか、利用者は多くはありませんでしたが、同じ地域に住む人みんなが、つながれる場です。
こうした「つながり」のコンセプトには、本当に必要としている子供に食堂に来てほしい、という思いも込められているそうです。「子ども食堂」には、事情を抱えた、恵まれない子供が来るところ、のようなイメージがついてしまいがちで、そのイメージが、本当に必要としている子どもやその家族を来づらくさせるのではないかと気にされています。そこで、「誰もがつながれる食堂」というコンセプトを全面に押し出すことで、誰もが訪れやすい、効果的な食支援の場を目指しているそうです。今までそのような視点で子ども食堂について考えたことはなかったので、なるほどと思いました。実際、多くの人に来てほしい、訪れやすい食堂です。私たちが今回感じられたように、大人と子供両方の居場所となるような、ゆるいコミュニティを地域に提供しています。
そのほかにも、会社や学校の深いコミュニティと比べて、地域コミュニティというのはなかなか入るきっかけがない中で、気軽に入れるきっかけを提供したいと思っていることも伺いました。サークル活動と比べても、資金繰りや、コラボ先との打ち合わせの話など、実際に活動を維持していく際に考慮しなければいけない点が多くあることも知りました。
長く、質を維持して活動するために、核となる子ども食堂事業を確立する必要性があることなど、自分たちのサークルの活動のあり方についても考えさせられました。コロナ禍や、人数が減ってしまったこともあり、一時食堂のメニュー考案のみを行っていたのですが、今、昔のような活発さを復活させようとしているところです。次の次の代も同じように活動を続けてもらうには、、と考えなければなりません。若い世代の参加をとても喜んでくださり、私たちも頑張らなければと思いました。
同じ目黒区で過ごしていましたが(駒場キャンパス)、地域にこんなに温かい場、コミュニティがあることを知りませんでした。今回、参加することができて嬉しかったです。この繋がりを大切にしていきたいと思います。
3.参加メンバーの感想
振り返りやメニュー決めの会議に参加させていただいたり、交流の時間を設けてTFTの紹介を丁寧に聞いて質問してくださる姿勢から、まると食堂さんの方々の温かさややさしさを感じました。また、コラボ企画も暖かく受け入れてくださるなど、積極的に新しいことに挑戦する姿が印象的でした。とても楽しく、また行きたい!と思えるような場所だったので、今後も引き続きボランティアにうかがいたいと思います。(2年 Y.H.)
まると食堂さんの活動に参加させていただきました!地域で採れた食材を用いてカレーなどを一から作り、参加者の皆さんとの交流を楽しみました。今回の活動を経て、子供から大人まで幅広い人と関わることができる、地域に密着した食のボランティアについて考えることができました。貴重な機会を本当にありがとうございました。(3年 A.K.)
大学1年生の頃から子ども食堂の取り組みに関心があったので、念願叶ってまると食堂さんの活動に参加することができて嬉しいです。
子ども食堂は、その名の通り「子どもがごはんを食べる場所」であるだけではなく、運営に携わる皆さんや支援してくださる企業の皆さんのコミュニティハブとして、世代や所属を超えたつながりが生まれる場所として機能していることを実感できました!(3年 S.H.)
子ども食堂に参加するのは初めてでしたが、とてもアットホームな場でした。運営していく上で大切にしていることなど、実際にお話を伺うことができてよかったです。地域で協力していることも伝わってきました。ボランティアの皆さんと交流できたことも嬉しかったです。ありがとうございました!(2年S.M)