『MOURNING into DANCING』 #11
"Thou hast turned for me my mourning into dancing" Psalm 30:11
「あなたは私のために、嘆きを踊りに変えてくださいました。」詩篇30:11
不慮の事故により、両足切断も免れないというほどの重症を負う。先の見えない日々、血の滲むようなリハビリ生活、しかしその中で受け取った多くの励ましと愛が障害を乗り越える力となっていく。福原タカヨシの手記。毎週金曜日更新。
第11話 「再生」
「福原さん、四日市に残っていて正解でしたね。」
主治医の言葉をきいて、僕はほっとした。この手術が重要かつ難しいものであったこと、そしてそれがうまくいったことが分かったからだ。病名は「慢性骨髄炎」。まったく猶予のない状況だった。骨折した骨を接ぐため、右大腿骨には長さ20cm程の髄内釘(ずいないてい)が刺さっていたが、開いてみると骨髄がドロドロになっていた。元々、抜釘手術を8月に予定していたが、その時期まで感染に気づかなかったとしたら、もう手遅れだっただろう。
ここから先は
1,602字
/
8画像
¥ 120
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?