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魂の存在?

小雨の降る暗い天気の中、がんで逝った友人の火葬に立ち会った。

亡くなってから一週間経ったとは思えない、きれいな友人の顔を見て、直接感謝を伝えることができた。
友人のご家族とは初めてお会いした。
旦那さんは泣き崩れていた。そして、お骨を前に立ち尽くしていた。

「人はこれほど早く逝くこともある、明日は我が身である、それを彼女は教えてくれている」と住職さんが言った。

若い頃、人は死んだら無になれると思っていた。
ところが、精神世界関連の書籍を読むうちに、私たちは魂の存在で、肉体を去ることはあっても魂は死なないということがその道の主流だと知った。
一時は絶望し、その後はその考え方を受け入れてきた。
けれども、最近は本当のところはどうなのか、ますます分からなくなってきた。
私が思う無になるということと、ひとつになるということは違う。
とはいえ、それも未来のこと。次の瞬間であっても未来のこと。そのときが来たら分かること。

今を生きる。それしかない、と思い返す。
私は私の選んだ道を歩く。

友人宅までお邪魔し、ご家族と食事を共にし、帰るころに雨は止んでいた。
もう一人の同席者とともに駅に向かって歩いた。
変な話だが、控室で新たな友人ができた。亡くなった友人がくれた新たな縁。
人生とは不思議だ。

今回はここまで。
本日もありがとうございます☆

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