紆余曲折!七転八倒!チラシ作り(葛岡由衣)
こんにちわ!まつもと演劇工場の葛岡です。
演劇工場ではメンバーが役者とスタッフワークを兼用しています。詳しくいうと、プロのスタッフさんが来る前の準備段階をやっていて、(見ました?スタッフ陣の名前!びっくりですよっ)途中からは一緒にやっていると言うのが正しいのかもしれません。演劇の学校ならではです。
私は制作と宣伝の担当です。初めに取り掛かったのがチラシ作り。昨年10月の公演でも作りましたが、だいぶ頭の中がリセットされて「さて、何からやりまひょ?」状態からの再スタートです。
そんな私が今回のチラシ作りの流れをご紹介します。
①演出家と打ち合わせ
4月頭に演目が「西遊記」に決まり打ち合わせスタート。
今回のチラシイメージを話し合います。作品のイメージともつながる事なので大切にメモメモ( ..)φ
すみません💦ごちゃごちゃです。お恥ずかしながらその時のメモです
この時点では「頑張ります」と伝える事しか出来ず。
②本を買う。そして、ざっくり案を下書き。
チラシ作りは初心者。本屋に行きデザイン関係の本を手始めに何冊か購入。あと、昔買った写真集やイラスト集を見る。絵の展示会を巡る。画材を買い、お金だけが減っていく。
打ち合わせの時に演出家が「チラシにもっと旅の感じが欲しい」と言っていたので、旅のイメージを膨らましながらアイデアを練っていく。
ビルや現代的な建物、乗り物のイメージもあったので、松本駅前周辺、芸術館周辺の写真と模写などで素材集めをする。
以前、制作さんにいただいたアドバイス「チラシは素材のインパクトですよ。」を思い出す。イラストを書きかき。レイアウトを書きかき。メンバーからも書いてもらう。思ったよりイラストが集まらず苦戦。
松本駅周辺
芸術館庭からビルのシルエット撮る、書く、加工する
ざっくり書く、とりあえず書く、下手でも書く
メンバーからの手書きイラスト
③チラシ案を提出
4案に絞ってから、演出家とメンバーに見てもらう。多数決で決まらず、最終的には制作で決定する。
さよなら、ボツチラシ!
④修正、完成、入稿
悟空のドアップにほぼ決まったところで、裏面の制作をしながら、表面の修正。芸術館チームの「このサイトやアプリを使ってみたらどうですか?」「ごちゃごちゃしてるので文字をもう少し目立たせて」「こっちの構図がいいのでは?」というような具体的なアドバイスが嬉しい。
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この時に教えてもらったサイト、デザインされている人は当たり前かもしれませんが、私は目から鱗でした。
カラーパレット http://www.colorlisa.com/
adobe capture https://www.adobe.com/jp/products/capture.html
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家のPCは普段使わないイラストレーターに悲鳴をあげている。遅いし、急に落ちる。締切も過ぎている。稽古開始まであとわずか。気持ちだけが焦る。
データが飛んだら怖いので最終的には芸術館のPCをお借りすることに。表面、裏面の修正が終わり、データをお渡しし、私の手を離れる。その後細かな修正を行って頂いて入稿し、やっとチラシ・ポスターが完成。
芸術館の事務所を出ると歴代の素敵ポスターたちが目の前に。眩しい。
⑤まとめ
こんな感じで作ってみました。ご覧頂いた通り難しい事はしてないです。手書きしてスキャンするか、それを線画にして色塗るかしかしてないです。技術のなさや絵の下手さ落ち込もうと思えばいくらでも落ち込めるんですが、このチラシの意味を考えながらいろいろ挑戦させて頂けて有難かったです。とにかく手を動かせでした。
昨年はコロナの影響で公演が延期になり、「やるかどうかも分からないんだよなぁ」と思いながらチラシを作っていました。昨年はあまりチラシをまけなかったので今回は盛大にまきに行きたいと思います。
という事で、チラシ・ポスター貼らせて下さーーい!!
まつもと演劇工場 葛岡由衣
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【チケット発売は5月29日(土)より】
まつもと演劇工場 卒業公演
「西遊記 ~二の変わり・再生編~」
構成・演出 :加藤直
7/3[土]18時・4[日]14時
まつもと市民芸術館 小ホール
[詳細]https://www.mpac.jp/event/36508/