見出し画像

薔薇と色っぽさと。


ある女性がいました。

その方はとても薔薇がお好きで、
ベランダで薔薇を育てることはもちろん、
日常生活の至るところに
薔薇を取り入れていらっしゃいました。

その方の話す姿を見ていたら、色気が見えました。

話す内容より、その方のかもしだす色っぽさに見惚れました。

私よりも10歳ほど年上だけれど、強烈な女性としての魅力がありました。

ああ、これが、薔薇の力か・・・と思いました。

そして、この方のような色気が欲しいと思いました。

育てている薔薇への日々の愛情や
ちょっと心がざわつくようなことがあった時、
薔薇の精油を嗅いだり、香水を纏うことで、
その不要なざわつきをさっと解消するような、
自分なりの気持ちの立て直し方を知っている、
そんな生き方もその方の色気の秘密でしょう。

何かあった時、さっと薔薇のマントをまとい、
自分自身の周りに結界を張る。

そんな姿が浮かびました。

色気が欲しいからといって、
早々に手に入るようなものではないけれど、
毎朝ダマスクローズの生体水を数滴お水に垂らし、
まず香りを楽しみ、
それから、起きたての身体に染み渡るように、
ゆっくりといただくようになりました。

通常、月経後から排卵期辺りまでの期間、
お肌や髪がつやつやして、
体重も減りやすく、
活動的になり、
お化粧ののりもとびきり良く、
そんな自分に自信が満ち溢れ、

今日の私って本当に綺麗・・・

と鏡を何度も見てしまうことがあるはずです。

その期間、女性は良い子孫を残そうと男性を惹きつける狩人と化します。

それが子を宿し、命を繋いでいく女性が持つ
本来の自然の姿なのです。

そのサイクルを失いつつある今、
私には内側から私を駆り立て、
狩人たらしめる何かが欲しいと思うのです。

ああ、私って女だなあと再認識できる、
そんな瞬間が日々必要なのではないかと思うのです。

私にとって、
毎朝ダマスクローズの香りを嗅ぎ、
その生体水をいただくことが、
女性としての襟元を正せるような、
儀式のようなものになりました。

少しづつ、あの方のように、
匂いたつような色気を持つ、
そんな女性に近づきたいと思っています。


いいなと思ったら応援しよう!