試験勉強⑦

■関節の動き 手関節
・解剖学上の基本姿勢は立位での「気をつけ」の姿勢とは違う。なぜなら、解剖台の上に身体が乗っていて、完全に力が抜けると、手のひらは天井方向を向くからである。また、各関節における主要方向への動きを屈曲、屈曲とは反対方向の動きを進展、横方向へ身体から離れていく動きを外転、外転とは反対方向の動きを内転とよぶことである。
・手のひらの方向に動かす動作は「掌屈」であり、手の甲の方向へ動かす動作は「背屈」であり、親指側に動かす動作は橈骨のある方向への動作であることから「撓屈」、小指側に動かす動作は尺骨のある方向への動作であることから「尺屈」とよぶ。
・なお、手関節単独では、回すことはできない。「手首を回す」という動作には前腕の回内、回外動作が含まれている。

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