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映画『007ゴールデンアイ』でおれは64脳から007脳になった

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よくきたな。てふのフェイリンだ。去年の4月からC.O.V.I.D.のせいで延期されてた『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』がまた延期されてしびれを切らしそうだった。だがこの前アマズンPRIMEで007全作品が一斉配信されたのでおれはふたたびダブルオー・エージェントのようなクールさをとりもどした。ゲーム脳のおれの人生初007はこの『ゴールデンアイ』だったし、PRIMEで最初にみた映画もこの『ゴールデンアイ』だ。

この記事は逆噴射総一郎先生リスペクトの記事です。元ネタが気になった人は是非こちらの記事をご覧ください。

映画版『ゴールデンアイ』はゲーム脳でもおもしろい

おまえはゲーム脳なので64版のゴールデンEYEをしってる。えんぴつマシンガンでコンピュータを撃つとばくはつすると思ってるはずだ。そして原作映画も64のノリをうらぎらず、おまえの想像がジャンキーの妄想ではなくリアルな真実であることを完全に証明している。開幕からボンドが悪者の秘密基地でドンパチするし、ウルモフもコンピュータを撃ってばくはつさせるし、さらにR・E・A・Lでホットなボンドガールも出てくるのでゲーム脳の刺激がとてもはじける。

実のところまだガキの頃おれはPS3版『カジノロワイヤル』をやった後にゲームのノリで映画版を見たら全然ドンパチがなくてがっかりした記憶がある。まるで映画から「これは大人の映画ですよ!」とか「ゲーム脳をなおしなさい」とかゆわれてる気がしてくやしんだ。だがさらに昔・・・・・保育所の頃にみたゴールデンアイは64のノリで見てもチョー楽しかったのを覚えている。

つまりこの映画はシリーズのお約束とかコンテクストとか気にせずゲーム感覚で見てもまったく問題ないとゆうことだ。むしろゴールデンアイは007シリーズのお約束を学ぶ上でもひじょうにわかりやすい作品だ。それが分かったらいますぐテレビの画面を64からPRIMEに切り替えてこの映画を見ろ。

EMPはとてもこわい

今回の悪者はゴールデンアイとゆう核爆弾人工衛星を使って世界中にE.M.P.をばらまこうとしている。FPSをやっているおまえなら当然EMPを知っているはずだ。核ばくはつで生じる電磁パルスのことだ。だがサルーンでおれの隣に座ってたベイブに聞いてもしらなかった。他のゲーム脳じゃないサラリーマンもそんなかんじだろう。

だがゴールデンアイはFPSマニアじゃないベイブにも分かるようにEMPの恐ろしさをきっちり教えてくれる。たとえばコンピュータがEMPに曝されるとビリビリ電撃が走って火花を散らしながらばくはつする。近くにいればおまえは巻き込まれて死ぬとゆうことが分かる。飛んでいる戦闘機もビリビリしてばくはつしてしまう。もしこれがデカいアンテナの基地だったら?当然大ばくはつが起きてみんな死んでしまう。

これだけいろんなものがビリビリしてばくはつする姿を見せつけられれば自ずとベイブでもEMPの恐ろしさが分かるはずだ。これがロンドンに落とされたら・・・・結果は言わずとも分かるだろう。
今回のボンドはロンドンがばくはつしないために戦う。単純な話だ。

ゼニアは大人の世界の体現者

ゼニアを知っているだろうか?64の対戦モードでオッドジョブとかと並んでたあいつだ。こいつは開幕でフェラーリに乗っていかにもボンドガールなふんいきを醸し出しているが実は悪者だ。しかもオッサンとベッドインして熱い夜を過ごす…と思いきや首を絞めたり引っ掻いたりするあぶないフェチズムの持ち主だ。

当時保育所だったおれはキスしてるのか喧嘩してるのかよくわからなくて頭がおかしくなりそうだった。あとなんで裸になってるのかも全然分からなかった(ちなみにおれがレディーファーストとゆう言葉をおぼえたのもさっきのフェラーリのシーンだ)。

ゼニアのおかげで64キッズたちは出るはずの無いドーク博士の代わりに抜き差しならぬ大人の世界を目に焼きつけられ、そして逞しく育っていった。ちなみにオッドジョブもこの映画には出ないから気をつけろ。

イギリスの黒歴史も勉強しろ

今回のラスボス、アレック・トレヴェルヤンはリエンツ・コサックの出だ。
リエンツ・コサックは昔スターリンの迫害を恐れてドイツに逃げたコサックのことだ。WorldWarII終了後、イギリス政府はコサックたちがまたスターリンに迫害されると知っててソ連に送り返した・・・・・とゆう歴史だ。日本人にはあまり馴染みのない歴史だが、これはイギリスにとって振り返りたくないBLACK HISTORYの一つなのだ。

そうゆうわけでトレヴェルヤンも両親がひどい目に遭ったとゆうことで「イギリスを信じてるおまえはあほ!おれの親はイギリスに殺された!」とボンドと対峙する。

そう書くとポリテカリー気取りの腰抜けどもは「コサックを邪悪に描いてますよ!」とか「それはイギリス史の美化ですよ!」とか抜かすだろうが、全部ブロフェルドの手下の戯言なので撃ち殺せ。そもそもコサック迫害の張本人である旧ソ連軍の重鎮とゆちゃくしてる時点でこいつの主張は矛盾している。つまり悲劇の悪役を気取ってるだけで本当は一般人やベイブの命を顧みない私利私欲の塊でただの腰抜けだとゆうことが完全に証明されている。

ボンドは真の男なので、ラストでこいつに「国のためか?」と聞かれた時に「自分のためだ」と答えて決断的にころした。

これでおまえもボンドファンだ

この映画がチョー面白いと思ったならおまえは既にボンドの虜になっている。つまりファンを自称しても問題ない。そのまま気の赴くままに別の007を見てもいいし、新作公開に備えて『カジノ・ロワイヤル』から始まるダニエル・クレイグ版のシリーズを見るのもオススメだ。

あと「ショーン・コネリーをしらないやつはあほ」とか「64から入ったやつはニワカ」とか抜かすやつがいたらそいつは間違いなくスペクターの工作員なので容赦なく撃ち殺していい。

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