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20年以上の功績


過去のお客様レビューを発見!

先日、机の引き出しを整理していたら古いお店紹介のパンフレットを見つけた。
そこにはお客様の声として70代女性のお言葉が載っていた。
「痛みの原因が立ち方や体の使い方にあるなんて知らなかった。長年付き合った膝痛も解消できて嬉しい。体の調子が悪くなったらまず病院ではなく、ここに来て相談します。」
このお客様は現在もコンディショニングを続けている「膝が痛い」ことは私もとっくに忘れていて、どのような痛みだったか全く思い出せない。
正確には22年のお付き合いになる。
その間、膝が痛いということはあっただろうか?
それほど膝に対しての問題が見つからないのである。
きっとコンディショニングを始めた頃は膝が痛かったのだろうと思う。
多くのお客様がそうだが、膝の痛みは適切なコンディショニングでほどなく無くなる。
もちろん炎症などがあれば少し時間のかかることもある。
ただ、膝に対しての負担が無くなれば痛みも無くなる。
先日もゴルフが主な要因のひとつであると想定した中年男性の膝痛もいつの間にか痛みが無くなっていた。
気づいたらゴルフで深くしゃがんでいたという具合である。
このお客様は医者から手術を勧められていたのである。手術をすれば、しばらくゴルフはできないし、不自由な生活をしなければならないとのことであった。
では、なぜ膝の痛みが無くなるのだろうか。その仕組みを説明したいと思う。


体の構造を認識する

コンディショニングセッションでは、お客様へ体の構造をご指導する。
体のつくりはこうなっているからこう動かすと負担になるとか、こう動かすと負担がなくなるとかを理解してもらう。
構造ががわからないと体を動かす仕組みがわからない。
仕組みがわからなければ負担を減らすことはできない。
まずこの理解が大切である。
原理原則を知らなければその先に進めない。
次にそれを技術として使えるように練習する。
膝だったら曲げ伸ばしの仕方、立ち方、歩き方になるだろう。
この中でいきなり難しい動作を覚えようとしても膝の動かし方の技術が未熟だと、これまたその先に進めない。
だから膝の曲げ伸ばしの練習をすることが道筋となる。
そしてその技術を活用して立しゃがみの生活基本動作へと移行していくとスムーズな動作習得ができる。
これを素っ飛ばしていきなり歩行動作を練習しても上手く行くことはほとんどない。
器用に動くことができる人ならまだしも、一般的な運動神経の人やまして高齢者となると、順序立ててやることが結果的に動作定着が起こりやすい。
順序立てて進めることは正しい方法と言える。


20年以上の継続

冒頭の高齢女性のお客様は現在92歳である。
初回の年齢を見ると69歳とあるから23年間のコンディショニング歴である。
膝の痛みについてはご本人も私も全く忘れてしまったが、今は健康長寿を目標にセッションを継続している。まさに継続は力である。
20年以上の素晴らしい成果が今の健康体のお体であり、右耳の聞こえの悪さから少し体は横に倒れがちではあるが、大きな支障をきたすことはない。
左右の手に6㎏ずつ持ったスクワットもベンチに手をついて腕立て伏せもやる。
キャッチボールやバスケットボールでのドリブルも上手くこなす。
コンディショニングは総合アプローチなので、トレーニングばかりではない。
体の動いていない部分を動かし、動かせるようにする「アクティベーション」
体のつくりに合わせて関節を動かす「ファンクショナルムーブメント」
そして、基礎的な筋力と心肺持久力である。
これらの能力を自分自身で高めるには、自分自身の体に意識を向けて自分の意識と実際の認識を合わせる作業が欠かせない。
これこそが運動の本質で誰にでもできて、健康のために外せない要素である。
23年間継続してきたお客様のお体を時系列で見てきたからこそ、確信にいたるコンディショニングの形がまとまってきたのである。


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