夏が来る(20230503vs京都)
2023年5月3日 J1リーグ第10節京都サンガF.C.対川崎フロンターレ@サンガスタジアム by KYOCERA
0-0で迎えた後半アディショナルタイム
決めたのはフロンターレのエースだった
今年のことを書く前に去年のことを思い出したい。
(・・・忘れたことなぞないが)
2022年5月29日、負けると2年ぶり?の連敗となる中での昇格組との試合。
湘南にボコボコにされ、この時点ですでに確か3敗。ACLも負けてチームの調子が良くないことはわかっていても、2020年以降のフロンターレしか知らない私は「まあまあ」と思っていた。(京都云々じゃなくて、為す術なく崩れていくフロンターレは想像できなかった)
灼熱の京都に乗り込んだフロンターレを待っていたのはあまりに痛い敗戦。(この試合で恩師に”恩返し”弾を蹴りこんだ旭に惚れたのはまた別のお話なのでカット。・・・リベンジ見たかったな)
勝敗にそこまで興味がないというか、頑張っている選手を応援したいだけの私は、負けたことよりも、連敗を喫したことよりも、何よりも、フロンターレのエースが90分出場してゴールを奪えなかったことがショックだった。
エースつったって毎試合毎試合決められる訳じゃないのは分かってる。でも上に書いたように苦しい中で必ず起死回生の一撃を放ってくれると思ってたし、こういう試合では決めてくれるもんだと思ってた。
なんならオウンゴールも最後にクロスをあげられたのは彼である。(上げられた時点で悲鳴。さらに蹴りこんで突っ伏すDFを見て阿鼻叫喚)
そんな、誰よりもチームを背負い苦しい結果を受け止めたであろう選手が1年越しのゴールを決めた。
誰もが認めるフロンターレのエース
0-0と攻めあぐねた中、最終ラインのクリーンシートに最後の最後、答えたのは小林悠だった。
みんな大好き丸顔ヒーロー。愛すべきポンコツ(ユニ脱がないでインタビューは忘れないで)。
「また0-0か」と思っていた自分を殴りたい。ゴールを入れられたときは本当に2年連続オウンゴールを見て帰るのかと覚悟した。
アディショナルタイムにあんなゴールが決まるとかなんてドラマ?
90分間の頑張りの全て肯定するそのゴールを、去年誰よりも険しい顔をしてピッチに立ち尽くした悠が決めた。
こんな嬉しいことある?
推しとかそんなもん全てひっくり返して、フロンターレを応援できて良かったってなるの
ゴールを決めてサポーターに11を掲げるためにユニ脱いでイエローもらうやつがいるかよ笑
チームの人繰り大変なんだから勘弁してくれと思いつつ、大旗で見えなくなって位置からユニ脱いだ悠が出てきたのが見えて「ちょいイエロー!!💦」と思いつつ「ああ。悠だな」と思ってしまった。
フロンターレのエースは小林悠。苦しむチームの中で結果だけで全てを認めさせてしまうのはベテランの見せるべき姿でした。
「欲を言えば自分が決めたかった」と答えた大聖。次は鳥栖、古巣戦。隣に居る大きな背中を超えていこう。・・・恩返し弾のやり方は
大弥に聞いてきて(笑)
悠が決めたのはラストパスを受けたヘディングシュート。
パスを出す人が居ないと成立しないのが悠のプレースタイル。
5人交代の最後に投入されたギラつきの権化は”念”でピッチの王様からのクロスを呼び込んだ。
クロスの主はフロンターレのキング・大島僚太
新が競り勝ち、マルちゃんがものにしたボールを受けて(ちょっとズレたものを手中に納めずとも)ドンピシャのクロスをあげた。
僚太がはしゃぐのが珍しすぎて、「珍しい!僚太が!珍しい!」と叫びながらアホみたいにシャッターを切る変人と化してしまったが後悔はない。
ゴールが決まった瞬間ガッツポーズ。一目散にベンチに走り出し咆哮。悠の元へジャンピングハグ。試合後はすぐに駆け寄りバッグハグ。かと思いきやバラバラは端っこで跳ばず。笑
僚太への愛おしさが爆発するラスト10分笑
クロスを上げる前に僚太は多分悠を見ていない。間接視野で動く人が居たと答えているけど、貴方の視野はどうなってるんですかね、今度目線カメラつけてもらえるかな、論文1本、、N〇Kで検証番組1本くらい作れそう。
ホワッと浮いて見えたってのが僚太らしい表現ではあるけど、生涯そんなもの見えることは私にはない(笑)
僚太が直視してないのはわかったけど「出せ出せ出せ出せと念で(笑)」という悠の念を感じることも動き出しが見えることもない(笑)
その一生理解できない感覚の中でプレーしているプロってほんとにすごいなと思う、そんなゴールだった。
僚太が「あの時本当に悠さんだけだった」というのはいただけないので新も大聖も何なら飛び込んできてええんやで幸大。(違うか)
でも悠がシュートを放った瞬間ゴールに飛び込んでたのはミキと先生の両サイドバックだった(なんでこんなところにいるんだよ)
もっともっと積極的になっていいんだと思う。
福岡戦は泰斗→ノボリ、昭さん→大聖。京都は僚太→悠。
鳥栖戦は相手も若いことやしイケイケで。若手の日にしよう。
チームの競争の中で
試合後のインタビュー記事を見ていると僚太にミキ、ノボリ、泰斗。チームの中心選手が(なんなら鬼さんが)「やっぱり悠なんだよな、こういう時」って答えている。
チームのエースってそういうことなんだろうと思うとともに、もう悠も36になる。「俺はまだ決められるぞと」というけど、悠が決められないなんてものは一瞬も見たくない。
超勝手な理想を言うならばまだまだ決められる悠を大聖や新が超えていってほしい。そんなハイレベルな競争を見たいし、このチームなら見せてくれると思ってます。
鳥栖戦。ホーム初勝利で3連勝!やるぞ~~~!!!