大手もネットも一斉に米不足は減反政策が原因だと言い始めた←納得いかない

何度か取り上げてきていますが、この現象はとても奇妙だと感じます。
東大の農業の教授がネットに沢山出ていましたが、今は、大手メディアに出て訴えています。これまでは農業を守ろうとして一生懸命なのだろうと好意的に視ておりましたが、原因を上記の話だけにしていくのは私には納得がいかず、ネット界も大手メディアも一斉に同じことを言い出したことも含め、意図があるとしか思えなくなっているのです。

私はJAも絡んで、米をどこかに隠したか捨てただろ?と思っているのです。
下記データは農水省が出している物です。
いくらなんでも、ここまでの騒動が起こるほどの減反や減収はなかったはずです。”米不足の演出”が成された事で、中間で買い占めた奴が出てきて値を釣り上げたとは思いますが、そこでJAがちゃんと動いていたならここまでのことは起きていないでしょう?

昔、米を作り過ぎて古米、古古米、古古古米・・なんて言葉が出るほど困っていたことがありました。これすらシナリオだったのかも知れませんが、批判を受けて、生産調整を国がしっかりする様になったわけです。
そして、農家は米を作っても作らなくてもお金がもらえるようなったわけです。農家は奇妙な守られ方をするようになり、またそこに批判が集まったわけです。その時農家の人達は将来を考えて誠実に動いたのでしょうか?
過去のそうした問題をひきずったまま
「自給10円になってしまったんだからもっと補助金をよこせ、農家を守れ」を言う為のデモも行われますが、もしかしたらそれは、農協絡みの策として、今行われているのでしょうか?

私には真実はわからないけれど、評論家たちの言っていることは納得いきません。自分でも6年間家庭用に米を作っていましたが、身近な農家さんたちも周辺地域でも、米はできていましたからね。一昨年のできは少々少なかったかもしれませんが、昨年はしっかり収量があったはずです。いずれにしてもここまでの米不足が起こるほどの不作は、目にしてないです。

ワクもそうですが、人口削減をしようとしているのは確かなので、食料危機は起こされるのでしょう。それに向かう政策を進めているので、ちょっと不作になれば備蓄米分を計算に入れて生産していないのであれば、米不足が起こるようにされてきているのかも知れません。でも、人口は減少しているし、米を食べなくなってきているというのだから、ここまで米不足を言うのは余計に変ではないですか?

下記データが本当かどうかは知りませんが、よく確認してみたらいいのではないかと思うのですが。。。。

それと、私が言いたいのは、今すぐであれば農業は守るべきでしょうけれど、他の産業に付く人たちが守られていない中で、農業だけが守られる事への不信感は増大していくだけになるでしょう。
マイナンバーやチップを前提としない、ベーシックインカムが行われていけば、きっと農家を特別に守る必要もなく、他の人達も安心して自己実現をしていけるようになると私は思っています。 
私の願う社会は、差別がなく、自然との共生が実現できる、自分で食物をそれぞれが作っていける、足りない物は補い合える社会です。 

以下引用・・・
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作物統計>作況調査(水陸稲、麦類、大豆、そば、かんしょ、飼料作物、工芸農作物)>令和6年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量
                     更新日:令和6年11月19日
                         担当:農林水産省

令和6年産水稲の作付面積及び10月25日現在の予想収穫量

― 全国の10a当たり予想収量は540kgの見込み ―

調査結果の概要

  1. 令和6年産水稲の作付面積(子実用)は135万9,000ha(前年産に比べ1万5,000ha増加)となった。うち主食用作付面積は125万9,000ha(前年産に比べ1万7,000ha増加)となった。

  2. 10月25日現在における全国の10a当たり予想収量は540kgと見込まれる。
    これは、全国的にはおおむね天候に恵まれたためである。なお、一部地域で5月下旬から6月上旬にかけての低温や6月下旬から7月中旬にかけての断続的な日照不足、8月以降の記録的な高温等の影響により収量が低下した。

  3. 以上の結果、予想収穫量(子実用)は734万5,000t(前年産に比べ18万t増加)と見込まれる。このうち、主食用の予想収穫量は679万2,000t(前年産に比べ18万2,000t増加)と見込まれる。

  4. 農家等が使用しているふるい目幅ベースの全国の作況指数は101と見込まれる。


注釈
※作付面積(子実用)とは、青刈り面積を含めた水稲全体の作付面積から、青刈り面積(飼料用米・WCS用稲等を含む。)を除いた面積であり、主食用作付面積とは、青刈り面積を含めた水稲全体の作付面積から、備蓄米、加工用米、新規需要米等の作付面積を除いた面積である(【参考1】参照)。
※10a当たり予想収量及び予想収穫量は、1.70mmのふるい目幅で選別された玄米の重量である。
※10a当たり予想収量及び予想収穫量は、収穫を終えた地域では刈取り実測による結果であるが、一部収穫を終えていない地域ではもみ数等を実測し、その後の登熟については気象が平年並みに推移するものとして推定した結果である。したがって、今後の気象条件等により変動することがある。

累年データ