
医療検査機器を扱うスタッフの皆さま(特にORTさん)へ「患者さん情報入力面倒だな‐」
まずは動画を
僕は遠回りな文章書いてしまうのでまずはこの動画を見てもらいましょう
この記事は検査スタッフ向き
このビデオの素晴らしさが理解できる先生は多くはないと思います。しかし、検査をしていただいているスタッフの皆さんに見ていただくと狂喜乱舞されるはずです。眼科でいうとORT(視能訓練士)さんですね。
なぜ温度感にそれほど差があるのでしょうか?
それは我が事化しているかの違いです。
・先生は検査データに興味
・スタッフは検査機器に向かうことが主な業務
検査スタッフはまさに業務の一つがIDや氏名入力だから我が事化しているのです
もちろん大切な患者さん情報を入力することは細心の注意が必要ですが、視点を変えていただくことも大切です。大切なことだからこそ人力に頼らない方が良いこともあるのです。
患者さんの名前・ID入力して下さい
皆様 山田 太郎(ヤマダ タロウ)という名前をどう入力しますか?
特にカタカナは?
・ヤマダ タロウ(全角)
・ヤマダ タロウ(半角)
2通りあります
このIDは?

・036288
・036288
・36288
・36288
全角?半角?0入れる?0いれない?で4通り入力できます。
先生「全部同じじゃないか?」
検査の方はこのストレスがわかっておられます。検索する時に見つからないのです、入力が異なれば。
人間はこれらが同じことが認識できますが、コンピュータは今のAIではその違いなどを認識しますが 検査機器のID検索まではAIはまだ入っていないので入力ルールの統一というのは非常に大切なのです。
検査機器に患者さんデータを入力するという業務を抽象化して表現します
人力
・間違い多い
・ルールにたいしてルーズ
・めんどくさいと思う
機械・プログラム
・間違い少ない
・ルールに厳密
・めんどくさいと思わない
これを見た時にどちらが今後検索する際に検索しやすいデータ入力をしてくれるでしょうか?残念ながら人間には勝ち目は少ないです。それに医療機関では人の入れ替わりも多いので教育コストが増えますし、間違いはなくなる可能性は低いです。
じゃあどうすればいいの?
つまり、「できるだけ人の手を介さすにすでに存在するデータの二次利用を行うのが大切だ」と考え画像ビューアでいつもお世話になっている3Zさんに熱い想いを伝えて依頼しました。
デジタルのメリットはコピーコストが安い、データの二次利用・手間の再利用ができることだというのはずっとKINDLE出版などでも伝えている想いです。
そうだ、レセコンデータがあるじゃないか!
医療機関では初めに患者さんが来られた時にレセコン(当院ではORCA)に患者さんのマスター基礎情報を入力します。そのデータを単に会計に使うだけでなく、検査でも再利用・二次利用すれば良いのでは?と考えました。そしてORCA情報を自動で引っ張ってきて検査機器の患者情報部分に流せる仕組みを作ってもらいました。
本当にこれは検査スタッフに喜んでもらっています。そんなスタッフの喜ぶ顔を見たい院長先生 是非!
*ただし、これは3ZのVIEWERを使っている施設様限定なので、今後画像ビューアなどの変更を検討されるときには覚えていただけると幸いです(*ちなみにConflict of Interestはありません)
3ZのVIEWERで作ってもらったヒット機能
3Z社さんとご縁を頂いて、いくつかの機能改変の意見をさせていただいて作ったヒット機能があります。もちろん他のVIEWERでもありますが結構お高いオプションですが、3Zではデフォルトで入っています。
以下は僕自身の右目の角膜ですが円錐角膜という疾患があります。これは様々なパラメータがありますので。経過観察時に患者さんに複数の画像を見せても色や数値の混在でよくわからないのです。

そういった時に数字をOCR機能を使って自動で抜き出して、そのデータからトレンドチャートを自動で引くという機能です。
そうすると患者さんには傾向がわかりやすくなるので説明もし易いのです。そうすると青線(左目)に比べて赤線(右目)の角膜の菲薄化(PACHYMETRYから)と乱視の増加(CYL)が一目瞭然です。

以前のデータは使えないんでしょ?
そんなことだと僕も採用しません! 以前の画像資産も使えるようにという設計をおねがいしましたので。これまで違う画像ビューアで蓄積した画像からもトレンドラインが引けます。
(*ただし、これは3ZのVIEWERを使っている施設様限定なので、今後画像ビューアなどの変更を検討されるときには覚えていただけると幸いです(*ちなみにConflict of Interestはありません)
偽デジタルについて読んでいただけると幸いです
今日はここまで
NYAUWの活動リンク
LINKTREEで作っております
KINDLE出版
いいなと思ったら応援しよう!
