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それ外来中に対応できますか?

耳タコですみません

・オリンピック選手になれますか?
・もう一回医学部受験通りますか?

出来ます、やろうと思えば。でもやろうと思いませんよね?

Theoretically Possible,But Practically Impossible(理論上は出来ますが、実際には不可能)です。

皆さん 院長としての仕事を時間的な制約のある中で最適配置というものを行わなくてはならないのです。

質問です

何がいいたいかといいますと、皆さん 外来中にスマホにLINEのメッセージが来ている時と留守電が入っている時に どちらを先に見たり聞いたりしますか?普通はLINEのメッセージを先に見ると思うのです。 なぜでしょう? LINEメッセージはスマホを開くだけです。音声も流れないので診察中でもこそっと見れます。そして途中で読むのをやめることも出来ます

しかし、留守電は メッセージセンターに電話をかけて あの最初の「3月27日 午前6時15分 新しいメッセージ、、、、」というのが流れて メッセージが流れますが 中断しにくいのです。途中で切ってしまうと また最初から聞き直しですし。そういった意味では音声というのは声色や表現の自由さで多くの情報を伝えることが出来ますが 外来中に気楽に聞くことが出来ません。それに声や音声メッセージは後日検索もしにくいです(これは ビデオと写真でも似たようなものです)

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ですので 音声というものはテキスト化しておいたほうが情報の再利用 手間の再利用がしにくいのです。 そのために文字起こしサービスがあります。昔は人力文字起こしだったのでコストが非常にかかりました。従ってそのような高価なサービスを利用するのは 収益性の高い事業、人件費が非常に高い分野でのみ利用されていました。しかし、ゲームチェンジャーが現れたのです。そうですAIです。これによって文字起こし単価が非常に下がったので クリニックのように少ない医師が限られた時間の中で多くの情報処理をしなくてはならない環境においては十分リーズナブルなコストになってきていると思います。今回の43巻の出版で採用したEbbyというサービスは1時間15ドルということでこれは秒単位の課金ですので 留守電や問診音声の文字化とするとかなりの件数を使えると思います。留守電や音声問診が一件20秒だとすると1時間3600秒なので180件の対応で15ドル(1800円とすると)1件10円になりますので スタッフに文字起こししてもらったり 音声を聞く時間や 後回しにされがちな音声ということを考えると非常に優秀なサービスだと思います

AIによる文字起こしの問題点①

今回のEbbyでも基本は音声ファイルを毎回アップロードする必要が有ります。これは件数がふえてくると嫌になります

AIによる文字起こしの問題点②

音声ファイルをアップロードして文字起こしが終わるまで待っている必要があります。

つまり AIによる安価な文字起こしという恩恵は受けれるようになったが 忙しい診療中にそれを行うということという意味では現実的には利用できません

理論的にできることと、実際にできることの分離をしなくてはなりません。

Theoretically Possible,AND Practically Possibleに

ですので理論上はAI文字起こしをできても 運用上・実際上は利用できない問題点を実際上もできるようにするにはどうしたらいいでしょうか?

①音声UPLOADを自分でしなくていいように
②文字起こしが終わるのを待たなくていいように

皆さん大好きZAPIERです

①音声UPLOADを自動で
②文字起こしが終わったことを自動でSlackに通知

こういったことを㊸巻で書いております ぜひお読み下さい NYAUW !

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teyede1972
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