⑤CLIPLA Eye(【じゃない】眼科クラウド電子カルテ)⑤【まとめ】
先日の投稿
このシリーズは当院で使用している眼科電子カルテ【CLIPLA Eye】について書かせていただきます。先日の投稿では【開業準備する院長としてのため息】(前半)について書かせていただきました。
【開業準備する院長としてのため息】は【CLIPLA Eye】で解決?
先日②の投稿で
院長としての【ため息】は
・初期導入コストが高すぎる
・維持コストが高い(数年ごとのサーバー入れ替えなど)
・UPDATEが遅い&少ない
・クロスの知見が入らない
・僕の意見なんか取り入れてくれない
というのが 【開業準備する院長としてのため息】でした。
先日は
・初期導入コストが高すぎる
・維持コストが高い(数年ごとのサーバー入れ替えなど)
・UPDATEが遅い&少ない
について書かせてもらったので今回は後半部分を書かせてもらいます
クロスの知見が入らない&僕の意見なんか取り入れてくれない
考え方としては「なるほどな!というMUST HAVE機能が増えていくことへの期待値」というのが基本にあります。
既存の王者カルテ:MUST HAVE&多くのNICE TO HAVE
【CLIPLA Eye】:MUST HAVE中心
僕の基本的なイメージとしては上記のようなイメージです。(違っていたらすみません CLIPLAさん)
開発リソースをより最大公約数的なMUST HAVEに注いでほしい
以前の別のシリーズの投稿でも書かせていただきましたが<【じゃない】仕事で有り続ける仕事や疾患は 患者さんのためにも先生自身のためにも医療全体のためにもしっかりその道のプロに紹介することが解決になるのでは、、、>と。
・同じように 限られたカルテ開発のリソースを自分の望むもの【じゃない】NICE TO HAVEなものではなく、MUST HAVEなものに使ってほしい。
では既存の王者カルテのほうが良いのでは?
では (クラウドかどうかは別問題として)すでに眼科のユーザーばかりの歴史の長い既存の王者カルテの方が良いじゃないか?すでにMUST HAVEの機能の蓄積もされているはずだと思われるかもしれません。そのとおりだと思います。 それがいいんだ!という方はCLIPLA EYE【じゃない】カルテを選ぶべきだと思います
ただし、これは私の特性によるかもしれませんが 足りないものを自分で拙い方法ですが解消したりするのが好きなので、既存の王者カルテはこれまでの蓄積はすごいかもしれませんが、これから変化の必要性や要望があった時に自分たちの意見が採用されるかもという期待を持てるカルテがほしいのです。(このリンクを見てもらえると嬉しいです)
恐ろしい選択をしたもんだ
開業前に既存の王者カルテも見学させていただいた時に それは企業全体の姿勢なのか 担当者様の私見かはわかりませんが「こんなことって変えてもらったりできますか?」みたいな MUST HAVE的な機能への要望をした際に「そういうご意見は昔から頂いているんですが、、、」とか 「意見を出せるチャンネルあるんですか?」みたいな質問をさせてもらった時に返答が曖昧だったので、そのような曖昧【じゃない】姿勢のカルテ会社が出てくるまでは紙カルテのままかな?と思っておりました。しかし、これは普通の企業の反応だと思いますので仕方ないとは思います
しかし、CLIPLAさんは【じゃない】姿勢で 外れ値的に前のめりだったので まったく完成していない眼科カルテに変化への期待が持てたので、賭けることにしたのです。 今考えると 震える選択ですが(笑)、後悔しておりません その期待を抱かせ続けてくれているので。
最後に、これがCLIPLAにした一番の理由です。【クロス】
転勤・転職・引越・留学・進学・結婚・こういったキーワードに共通するのは? これは他文化との交流です。ぶつかることもありますが 自分の常識とは異なるものへの触れ合う大きなチャンスです。それを【クロス】と表現しています、僕は。
車の運転はすぐに眠たくなるのであまり好きではありませんが、F1が大好きで、その中で【クロス】の一例として
ホンダ社内(医療業界)にいてもF1部門(眼科)だけでは解決できなかった課題が、ジェット機部門(他科)から見れば一瞬で解決できた みたいなことは 眼科カルテだけでヒアリング対象が眼科医だけでは難しいかなと思っております。
ベースとしてのクラウド電子カルテCLIPLAの他科のユーザーのMUST HAVEのエッセンスも入ってくるのでは?という期待があってこのカルテにしました。
職場でも新しいスタッフが来たときには 前職との違いなどを最初のうちに聞き出します。慣れてくると同化してくるので。
夏休みに読んだ本でも やはりクロスの大切さを改めて認識しました。
そういった こともあり以下のような活動も行っています。自分の当たり前は他人の当たり前ではないという仮説のもと
自分では当たり前と思っている紹介先のシェア(クロス)
自分では当たり前と思っているTODOのシェア(クロス)
自院では当たり前のコツやTODOのシェア(クロス)
まとめ
このCLIPLA EYEはまだまだ発展途上の不完全なカルテです。僕の私見としては いわゆる既存の眼科カルテとおなじように何でも出来るようにはならないと思いますので 何でもを求めるのであれば CLIPLA EYEは先生の選択肢としては間違いだと思います。
開業して丸5年経ちます。他のカルテと比べてできないこともありますが変化への期待をもたせ続けさせてくれるカルテです。こういった変化への期待 他科の知見への期待 クロスへの期待 エコシステムへの期待 そういったものを楽しめる先生のカルテだと思います。
これはしっかり採用予定の先生も認識していただきたく。 眼科専用カルテのように何でも担当者が濃厚に手取り足取り対応してくれることはありません オンラインカルテですので もともと現場担当者などほぼいません だからこそ この価格で この機能で このUPDATE頻度が達成できるのです。
でもそのあたりは優劣ではないのです。並列的に違いと捉えて下さい
CLIPLA EYEのシリーズはここまでお付き合いありがとうございました
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(メッセンジャーかメール tokyoeyeasagaya@hotmail.comで)