クリニック院長のChatGPT⑯【AI時代は以前より勉強が必要!?⑤】
先日の投稿では
頑張りのベクトル設定には前提とゴールの2点の適切な設定が必要と書かせていただきました。(参考リンクは下に)
自分のデータでさえ、、、
チャットボットを作成した際に感じたことを改めて書かせてもらうと「自分で準備したデータを読み込ませたChatGPTでも回答に不足があるんだなー」ということです。しかし、普通のAI応答は膨大なインターネット上の情報をクローリングして作られた回答です。インターネット上の情報は公正で正確でしょうか?皆さんバイアスや盛りがあり、皆さんご自身の専門分野を検索したときでさえ「うーん」という情報があるかと思います。
AIのクローリングのもとになっているネット情報の特徴
インターネット上の情報は星空・タイムマシンに例えた記事を以前書きました。(参考リンクは下)
・新旧が混在
・信頼性のレベルが幅広い
・クローズドなサイト(パスワードやログインの必要なサイト)はクローリングできない(間違っていたらすみません)
・ダークサイトはクローリング出来ない(間違っていたらすみません)
・そして全てのサイトに到達は出来ない(24%しかアクセスできないとする報告も)(参考リンクは下)
*そしてそもそもウェブ上に載せられていないインサイトやギルド内の情報は検索できない
こういった情報を組み合わせてAI応答しているわけです。
AIで回答自体はすごい数を一瞬で出してくれると思います。
それぞれの情報の正確性が0.9だったとしてそれを5個組み合わせて回答をしてきた場合、実際はこんな単純な計算ではありませんが
0.9*0.9*0.9*0.9*0.9=0.59という正確性になるわけです。
AIはエラー増幅装置!?
そうなると単純なGoogle検索よりもAIの結果の解釈や確認を精緻に行わなくてはなりません。
先日の投稿の図で示した前提情報が大きくエラーを含有することになるので、間違った頑張りをしてしまう人が増えてしまうことになりかねないのです。もちろんそれも改善されていくとは思います。だから、AIは危険だ、信頼できない、使うなではありません。
だからこそ使いまくって、何が向いていて何が向いていないかをしっかり認識することが必要だと思うのです。
世の中に出てしまっており、それをつかうことがスタンダードになっていく時代だと思うので否定しても意味がありません。
AIのエラー増幅に気づかないまま流されてしまうことがあるので、より勉強をする時代なのかな?と感じた2ヶ月でした(1年後には全く違うこと言っているかもしれません)
しかし、下の記事にあるように
「基本リサーチ」「ドラフト作成」「異視点の抽出」というのは非常に有意義だと思います。
今日はここまで
ChatGPTはクリニック院長に向いている!?
今回のChatGPTが医師に向いていると信じる理由は
・コーディングなどなくても使える領域がある
・スタート地点が同じで恥ずかしがる必要がない(医師は負けず嫌いが多い(?)ので勝ち試合をしたがる?これは今から始めればFrom Scratch)
・多くの応用が効きそうなので、ため息の多いクリニック院長には良い?
・情報が錯綜しているからこそ学習意欲が刺激される
などなどです。
まずは真似事からできるものを探します
いきなりCreativeなことはできないので、クリニック院長でもできるものをまずは自分で探しながら勉強していきたいと思います。
参考リンクまとめ
先日の投稿
インターネットの情報はタイムマシン・星空
インターネットの情報の24%しかアクセスできない
GOOGLEの情報を完全に信じていますか?
KINDLE出版
チャットボットのKINDLE出版について