私の命は先生のオシッコのおかげなんですよ①
都道府県シリーズの主旨
先日の投稿で
沖縄県での新規Dr登録希望数:13人
と書かせていただきました。
もちろん この紹介先登録プロジェクト自体は都道府県内の患者さんの適切な受診体験や医療リソースの無駄を減らすということが広義の主題ですが
今回のnoteに書かせて頂く都道府県プロジェクトについては、特に
・転出時
・転入時
における患者さんの医療機関の移動ということをメインの主旨にしております。
そもそも転出や転入はどれくらいあるの?
全国的な人口移動を調べてみました。総務省統計局 住民基本台帳人口移動報告 2021年(令和3年)結果(こちらのデータを参考にしました)
2021年の日本国内における市区町村間移動者数は524万7744人で内訳は
都道府県<間>移動者数は247万6640人
都道府県<内>移動者数は277万1104人
となっております。
この図を見ると移動の総数である市区町村間移動者数はおおよそ500万人くらい年間ありそうだなーというイメージが湧くと思います。
人口は引き算 紹介は移動数必要
人口動態については 転入数ー転出数 という引き算で増減を見ます。しかし、必要な紹介動態は 移動数 で見る必要があります。
去る者追わず、のイメージなんだ!?
この紹介先登録プロジェクトを開始して 色々な方からお褒めやお叱りのコメントを個人的に頂きます。 もちろん お叱りいただける方も 知り合いで良かれと思ってダメ出しをしていただいているので 非常に参考になります。そういったNEGATIVE FEEDBACKは大切ですので それがないと裸の王様になるので。
その中で「なるほど この視点が違うんだ!」と思ったことがあります。
井手「X先生、紹介先プロジェクトにご参加いただけませんか?」
X先生「いつもの紹介先は困っていないし、都道府県をまたぐような紹介なんか そもそも分かんないし。いつもの紹介先なら 検査や手術しても患者さん戻してくれるけど。 転居してしまう患者さんの紹介先探しに一生懸命になっても どうせ戻ってこない患者さんだから 得にならないじゃん!」
井手「X先生、でもご自身の患者さんが医療機関探しに苦労してせっかく先生がケアしてきて助かっていた患者さんが不適切な医療機関にかかって疾患のケアが出来ないと寂しくないですか?」
X先生「もちろん寂しいよ。でもそんなもん無理だよ 追いかけきれないし」
井手「先生の開業先のABC区まわりで、先生の信頼するクリニック情報あれば ABC区に転居する患者さんを持つ他の都道府県の先生にとっては非常に助かる情報なんですよ」
X先生「そんなの微々たる情報役に立たないよー」
井手「チリも積もれば山となる、蟻の一穴、風が吹けば桶屋が儲かるですよ」
X先生「わかるけど 僕の情報だけなんか役立たないよ」
X先生にとっては 他の都道府県に去っていく患者さんは戻ってこないのでケアの対象ではないという感じで、紹介祭登録の意義は理解いただけてもご自身の微々たる情報なんか役に立っていないというイメージをお持ちのようです
今日はここまで
NYAUWという活動
という目的のためにビジネススクール時代のゼミの教授などとマネタイズをどれだけ我慢して意義を追求できるか?というドM型プロジェクトであるNYAUWという活動を行っております。
下のまとめリンクに記載がある以外にもいろいろ細かな活動はしております。これまで行ったものの中でも 時間が経過すると正直それほど気になるものでなくなったため息もあります。しかし、患者さんの適切な紹介先探しについてはこの6年間ため息をつき続けております。
1%の想いのある先生で医療を変えたいという夢(妄想)
広義には患者さんのために貢献するという事は共通していても、医師といえども年齢・地域・所属・診療科によって様々な考えが有るのは当然です。したがって、信頼の紹介先登録プロジェクトも全員ではなく1%の開業の先生(開業の先生10万人の1%は1000人)の参加者をまずは集めたいと思っております
紹介先プロジェクトの意義は?