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クリニック院長のChatGPT⑫【AI時代は以前より勉強が必要!?①】


先日の投稿では

ChatGPTのエンジンを積んだChatbaseというチャットボットアプリについてKindle出版をしました、と書かせていただきました。(参考リンクは下に

自分で作ったウェブサイトをもとにしたチャットボット


昨日、Chatbaseというサービスでチャットボットをつくりました。そこで読み込ませたデータは自院のデータです。そこで、質問してみました。KINDLE出版にも書かせていただきましたが、「ほー、悪くないですね。」という感想です。これはPositiveに聞こえますよね。

でも、ちょっと待ってください。これが前情報を全く与えていない状況でChatGPTがその回答をしてきたという前提なら確かにPositiveです。

しかし、WEBページをPDF化して更にテキスト抽出という手順を経て新たにRefineしたPDFを作成してそれを読み込ませて作ったチャットボットです。それが「ほー、悪くないですね。」というのは意図しないニュアンスの答えが入っているということです。その時の気持ちは「間違ってはいないけど、一言足りないな‐。」というものでした。

ベース情報を与えている状況下でのチャットボットですので回答が過剰になることはありませんでしたが、不足の部分があったわけです。そこで、Chatbaseの設定で、チャットの冒頭にあえて予約の必要な検査についてボットに言わせるということをしなくてはならなかったのです。

提供する側と利用する側の理解


こうやってチャットボットを提供する側は不足部分がわかるのでどんどん追加情報を設定しなくてはならないので人工知能でなく人工無能だとする説もあります。しかし、昔よりも追加設定の手間がかなり減ったものが現世代のAIチャットボットだという理解をする必要があって、万能感をもったり依存性を高め過ぎるのではなく、あくまで参考としてその情報を使うということが必要だと思いました。


しかし、提供側がそのように理解しながら提供しても、「チャットでそう書いてあった!!どうしてくれるんだ!!」という理解をする患者さんの増えると、結局多くの人にとって高い利便性のあるサービスが使われないようになります。クリニックにとっても、理解のある多くの患者さんにとっても便利なものが使えなくなり不利益が増えます。

ではどうすれば良いのか?


ここでも、やはりTheoretically Possible, But Practically Impossibleの理解のある人を増やしましょう!ということになります。しかし、それ自体がPractically Impossibleなのです。(参考リンクは下に)

NYAUWのような狭いコミュニティーや狭いギルド内であればそのような理解のスタンダードを上げることが期待できます。しかし、医療のように様々な考えをお持ちの患者さんを対象とする際にはやはり難しいということがあります。そうなると多くの先生方にとっては「チャットボットは使わない」というのが一番の安全パイになるわけです。しかし、それでは何も変わりませんので、「誤解の少ないチャットボットを作る・探す」ということが次の手なので、またそのようなチャットボット探しを続けてまいります。

しかしながら、チャットボットを簡単に実装できるという体験は今のうちのされておいたほうがいいので下記の参考リンクから是非KINDLE読んでみて下さい。


ChatGPTはクリニック院長に向いている!?


今回のChatGPTが医師に向いていると信じる理由は
・コーディングなどなくても使える領域がある
・スタート地点が同じで恥ずかしがる必要がない(医師は負けず嫌いが多い(?)ので勝ち試合をしたがる?これは今から始めればFrom Scratch)
・多くの応用が効きそうなので、ため息の多いクリニック院長には良い?
・情報が錯綜しているからこそ学習意欲が刺激される

などなどです。

まずは真似事からできるものを探します
いきなりCreativeなことはできないので、クリニック院長でもできるものをまずは自分で探しながら勉強していきたいと思います。

今日はここまで



参考リンクまとめ

KINDLE出版

チャットボットのKINDLE出版について

Chatbaseについて

Theoretically Possible, But Practically Impossibleについて


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