クリニック院長のChatGPT㊷【miibo試してみよう】⑦
AIチャットボットを自作してみよう、先生方!
現在、このシリーズはmiiboというチャットボットツールを使ってAIを学習しましょうというシリーズです
覚えておいてほしいのは
このKINDLE出版の目的は【miiboのためにmiiboを勉強することではありません】
・miiboという題材をつかって、いろんな試行錯誤をして
・将来の自分の課題【ため息】が出てきたときに、そのような試行錯誤を通じて得られた考え方やITツールのお作法をmiibo以外のツールでも応用できるようにすること。
運用上の課題
前回まででチャットボットの作成の基本が終わりました。これからは運用の問題が出てきます。一旦作ったチャットボットのメンテナンスが必要になります。そのいちばん大切なものは学習データのUPDATEです。
TPPIの解決
私の嫌いなものは「頑張りましょう」です。そういった曖昧な言葉だと360度全方位的になんでもやらなくてはならないからです。そういった全方位的な頑張りが必要な環境や時期もあるのは認めます。しかし、このクリニックのチャットボットを構築するという文脈において全方位的な頑張ればGOOGLEのような巨大なサービスを作るという無駄を発生させる可能性が有ります。
いつも意識することが「THEORETICALLY POSSIBLE、BUT PRCTICALLY IMPOSSIBLE(TPPI)の解決です」
・オリンピック選手に競技を選べばなれますがなろうとする人は殆どいないですよね?
・宝くじも理屈上買い占めれば必ず当たりますが買い占めませんよね(期待値上平均すると胴元には負けるので)
患者さんとの会話内容を時々チェックしてデータ学習UPDATEを頑張って下さい、というAI学習の教科書が多いと思います。
しかし、日常業務やプライベートの用事で多忙な先生方は時々のチェックもしなくなり、チャットボットのデータのUPDATEもしなくなり、という悪循環に陥ってしまうというのが見えてしまいます。
情報はPULL(自分で取りに行く)ではなくて、PUSH(自動で送られる)でくるようにしなくては継続出来ません。これがTPPIのためにPULLからPUSHという意味です。
他の投稿でも書きましたが
これは面倒です
このように水が下流に流れるように情報がPUSHで流れなくてはならないのです
情報は水が流れるように来ないと意味がないです。どこかに手動でPULLしなくてはならない過程があったり、ログインをしなくてはならないのだと面倒で私は100%しなくなります。
ZAPIERの登場
TRIGGER:患者さんとの会話が行われる
ACTION:通知がPUSH でくる
このTRIGGERとACTIONとくるとこのKINDLE出版の読者の方は「ZAPIER!」とすぐに気づかれると思います。NOTEでもたくさんZAPIER関連については書いております(参考リンク)
WEBHOOKは素晴らしい
ZAPIERは現在5000くらいのサービス同士をつなぐサービスですが、2つの問題点があります
・海外のサービスなので日本発のサービスがリストに入っていないことが多い。(miiboも入っておりません)
・ZAPIERのアプリ同士(リストから選択)の連携は数分のタイムラグがあるので即時性がない
それを解決するのがWEBHOOKです。
私が疑義照会のアプリを作ったときにも自作のアプリがZAPIERに採用されるわけがありませんので、WEBHOOKの仕組みを入れました。さらにWEBHOOKは即時性が高いので疑義照会のようにすぐに答えてほしいものには適切だったのです。
*WEBHOOKについては以前NOTEの記事でかきましたが
https://note.com/teyede1972/n/n1ff858419b15
今回の文脈でいうとMIIBO内にZAPIERの出向者を送り込む感じです(それがWEBHOOKです) そして絶えずMIIBO内の動きを見張っていて、なにかイベントがあったらすぐにZAPIERに連絡してくるのです。 つまりチャットがおこわなれるとWEBHOOK経由で自動でZAPIERに「チャットがあったよ」と伝えてくれます。
ZAPIER本体はその情報が来たら「よし、ありがとう。MAILやSLACKなどで先生に伝えておくね」という自動化が起こるのです。
ですからこの出向者のWEBHOOKをMIIBOのサービス内に席を設けてあげなくてはならないのです。
しかし、その仕組がMIIBOには存在するので導入が簡単なのです。
そのあたりをKINDLEで書かせていただきました
今日はここまで
参考リンクまとめ
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