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家さがしノート#3(全13回)初めての内覧に挑戦

長年続けた賃貸暮らしから、中古の分譲マンションを購入するまでの記録
(個人特定を避けるため若干の嘘や誇張を含みます)
前回はこちら

主な登場人物

俺:都内在住だった40手前の男性。会社員
妻:年齢不詳の謎の女。自由人
仲介M:大手仲介業者Aのひと。30代後半くらい

2018年12月のできごと(前編)

予算x設備x立地を兼ね備えた物件てなかなかないなぁ…と悩んでいる俺を差し置いてあれこれ見ている妻「この3LDKどう?よくない?」

築浅で地下鉄の駅のそばで至近に国道があるものの面してるわけではない。コンビニやスーパーや薬局、ファミレス、病院とひと通り揃ってるし、学校からも遠い。価格帯は想定より少し上だけど条件はある程度適ってる。
じゃあ次の週末に見てみよう、とメールフォームから内覧希望を出した。

で、どこなのココ?聞いたことない駅名だけど。

見知らぬ街の雰囲気やいかに

横浜のローカル線を数駅進んだところで降り立つ。
んー、まあ通勤はギリギリいける…行けるかなあ。まあ40分ほど早起きすればいいのか?という感じの郊外。

仲介業者との待ち合わせ時刻より10分ほど早く着いてしまったので、周辺を散策。駅前にコンビニと病院ビルとファミレスがあって、徒歩5分くらいの距離にスーパーが一軒。近隣にドラッグストアも一軒。街並みとしては静かだし不潔ではない。

土曜日なのに駅前に人がほとんどいないんだけど…郊外ってこういうもの?

時間になって駅に戻ると、それっぽいスーツ姿の男性がいたので近づく。
??「俺様ですか?仲介Mですーよろしくお願いしますー」と名刺を差し出す。不動産営業の人ってだいたい胡散臭さあるよね…

営業さんの質って大事よ

案内された物件はデータ通り(地図で確認済みだけど)の駅からの近さ。
築浅だけあって外観も最近のマンションって感じだし、オートロックも宅配ボックスもある。セキュリティに気を配った設計とのこと。
エレベーターは狭めで暗め。薄暗い…。降りると内廊下になっていた。

仲介M「内廊下の物件は希少ですよ!見たことないでしょ?外から見えないから女性のひとり暮らしでも安全ですし」
(この階の高さなら外廊下でも見えやしないだろ、とは言わない)

どういうわけか、仲介Mは我々を安アパートか古びたマンションで暮らしていると思い込んでるらしい。そういう感じで話を振ってくる。

仲介M「ここは空室なので自由に見てくださいねー」

室内に入ると、臭いが立ち籠めた感じはない。無臭。そしてやけに明るい。白を基調とした内装で日当たりがとてもいいので、照明をつけなくてもこの明るさだ、と仲介M。数年間住んでた割には綺麗に使ってるという第一印象。

中古物件の現実ってこんなよ

まずLDKに通される。15畳ほどのスペースだから広々…ん?広々くない…なんで???
梁がスゴい。梁がとても主張した造りになっていて、めちゃくちゃ圧迫感ある。天井まで2.4mあるはずなのに、2mくらいに感じる。

キッチンはそこそこ。シンク広いしシャワーノズルだし食洗機もある。増設した吊り棚もあって収納力は抜群なんだけど、その増設棚が圧迫感を増やしてる面もある。
リビングダイニングは普通。窓はペアガラスなので近くの国道の音もほぼ遮断してくれる。断熱性も高い。エアコンつけてないのに汗だくになるレベル。

ということで窓を開けると、涼しい風とともに国道の音がまあまあ入ってくる。開けっ放しで生活は無理っぽい。
リビングには隣接した正方形の和室(よくある3LDKのパターン)。わしついらない…

トイレ/洗面室は至って普通。風呂は…やや狭めでシャワーヘッドがメタルじゃないから安っぽく見える。(ココ大事)

洋室は6畳と4.5畳。6畳のエアコンは残置とのこと。壁紙に大量の穴。なぜか撤去されてない、壁に針を挿すタイプのミニ棚板。間取り図上は室外機置き場になってるはずのミニバルコニーに至る窓は嵌め殺し。どうやってバルコニーに行けば?
仲介M「あーこれ無理ですね。もしエアコン付け替えるなら窓を一度撤去しないとですかね。分かんないです」

「分かんないです」じゃないだろオイ…

という事で、初めての内覧を終えて現地解散。疲れた…(続く)


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