記事一覧
研究者を目指す人へ~自分の業績をまとめよう~
どうもテキサス猫です。
今回はこれから研究者を目指す人や研究を始めたばかりの人向けの記事を書きたいと思います。
研究者として生き抜いていく上で業績を積み重ねていくことは必須条件であり、キャリアアップするためにも自分の業績がどのくらいなのかを客観的に把握しておく必要があります。
研究者の業績は学会発表、競争的資金の獲得歴、特許などがありますが一番重要視されるのは論文発表数です。
論文の著者は
博士研究員が海外で生き残るには
どうもテキサス猫です。
テキサス猫は今年でアメリカに来てポスドク4年目です。渡米する前に1年間日本でもポスドクしていたのでポスドク生活全体としては5年目です。
時期的にはわりと教員としてのポストを得られるかどうか瀬戸際のところです。
特に日本ではポスドクを長く続け過ぎると次の職を見つけるのが難しくなる傾向にあります。
ではアメリカではというとずっとポスドク(リサーチサイエンティスト等呼び名
コロナウイルスに関して博士研究員が思うことーその2ー
どうもテキサス猫です。
前回に引き続きコロナウイルスについて書きたいと思います。
これは私の個人的見解です。
COVID-19のパンデミックについて前回新型コロナウイルスはそこまで致死率が高いわけではないことに言及しました。
しかし現在進行形で新型コロナウイルスによるパンデミック(感染爆発)は世界中で猛威を振るっています。
一番大きな理由は新型コロナウイルスが今まで人類が経験したことのな
コロナウイルスに関して博士研究員が思うことーその1ー
どうもテキサス猫です。
今日は時事ネタでコロナウイルスについて書こうと思います。
この記事はウイルス学を専門とするテキサス猫が思うコロナウイルスの現状と完全なる私の個人的見解に基づいて書きます。
私の専門はウイルス学なので医学的知見よりもウイルス学的な知見をベースにして書きます。人よりもウイルス目線です。
そもそもコロナウイルスって何?まずはウイルスに関する基本的な知識ですが、ウイルスの分
科学研究は苦しくて楽しい
どうもテキサス猫です。
研究者に対する世間のイメージはどんなものでしょうか?知的で洗練されているけどどこか浮世離れしれいるとかですかね?(願望)
実際の研究者はブラック企業も真っ青です。研究者の賃金は時間給ではなく裁量労働制を採用していることがほとんどで日本にいるころは月の労働時間が300時間を余裕で超えていました。渡米後は250時間ぐらいですかね。
それもこれも研究者として一人前になるため
海外での研究生活ーVisa編ー
どうもテキサス猫です。
今回は海外で研究するために必要となるVisaの種類について書きたいと思います。
日本人がアメリカでポスドクとして働くためにはVisaが必要です。Visa無しでは職に就くことができません。
一般的なVisaはJ-1です。
J-1 Visaは博士号取得者又はそれに相当する学位を持つ人が取得することができ、比較的簡単に取れます。
ただJ-1 Visa所得にはDC2019
研究者的海外と日本の違い
どうもテキサス猫です。
私がアメリカにポスドクとして来てもう3年が経ちました。そこで今まで私が感じてきた日本との違いについて書きたいと思います。
まずは日本に比べて良いことから
研究費の規模が圧倒的アメリカは科学大国だけあって研究費の額が日本とは比べ物になりません。
私が日本で所属していた研究室もかなり裕福なほうだったと思いますが、アメリカで所属しているラボと比べると悲しくなるほどです。
日本学術振興会特別研究員の良し悪し
どうもテキサス猫です。
今回は研究者を目指す人間なら避けては通れないFellowshipについて書きたいと思います。
博士課程もしくはポスドク中に研究者が応募できるFellowshipは企業や財団が財源のものもありますが代表的なものとしては日本学術振興会の特別研究員、いわゆる学振、が有名です。
日本学術振興会には博士課程の学生が応募できる特別研究員(DC)、ポスドク時に応募できるPD、海外で
海外で研究ー英語編ー
どうもテキサス猫です。
今回は海外で研究を行うにあたって避けては通れないトピックです。
研究者にとってはもちろんサイエンスの部分が一番大切なのですが、コミュニーケーションを円滑にとることも大切になってきます。
特に一般的に言って日本人は他の国から来ている研究者にくらべて英語が上手ではありません。
時にそれが理由で舐められることがあります。
留学する人はTOEFLとかIELTSとかの英語検
海外でポスドクとして働くためには
どうもテキサス猫です。
今回は海外でポスドクとして働くにはどうしたらいいかを書きたいと思います。
実際私も絶賛海外でポスドク生活をしているわけですが、海外でポスドクのポストを見つけるために一番簡単な方法は日本学術振興会(いわゆる学振)の海外特別研究員のような競争的資金を獲得する方法です。
給料を自分で獲ってくるくる場合は給料を払わないでいいわけですから、タダでポスドクという労働力を得られるわ
研究者のお金事情その2
どうもテキサス猫です。
前回は博士課程の学生のお金事情について書いたので今回は博士号取得後の若手研究者のお金事情についてお話ししたいと思います。
博士号を取得した研究者がアカデミックで研究を続けようと思った場合、助教などの教員のポジションを得るのが理想的です。
教員のポジションにも助教と特任助教のようにいくつか種類があります。
正規の教員である助教、准教、教授とは国立大学の場合、学部ごとに
研究者のお金事情その1
どうもテキサス猫です。
今回は研究者、特に博士課程の学生のお金事情に関して書きたいと思います。
お金、生きていく上でコレ大事!
博士課程(博士後期課程)に進学する学生は普通の場合、4年制の大学のあとの修士課程修了後か6年制の大学卒業の後に入学することになるので24歳です。世間一般で言えばいい歳ですね。
博士課程の学生は研究活動で忙しいこともありバイトをするのはなかなか難しいものがあります。
自己紹介2~なぜ海外でポスドクをしているのか?~
どうもテキサス猫です。
今回は前回に引き続く自己紹介として私がなぜ海外で今ポスドクをしているのかを書きたいと思います。
大学院に進学した私は研究に没頭する日々を過ごすことになります。
大学の研究科の規定にもよりますが、博士号取得のためには筆頭著者の論文を1-2本、国際誌に投稿し査読後、受理される必要があります。
論文を受理されるためには実験により得られた結果から論理的な結論そして考察をする
自己紹介~なぜ研究の道に進んだのか?~
手始めに何故私が今、博士研究員として研究に従事しているのかを自己紹介がてら書き連ねたいと思います。
大学に入学後、体育会の部活動に情熱を費やしていた入学後の4年間を部活動に捧げ、ギリギリの成績で単位を確保してきました。
最後の試合に負け引退した後、燃え尽き症候群になっていたとき研究室配属の時期になりました。
6年制の学部に通っていたこともあり、せっかく大学に入ったので残りの2年は学問を真面目