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サッカー日本代表に想うこと

11月16日(木)に「パナソニックスタジアム吹田」に行って、FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選「日本vsミャンマー」を観戦してきました。平日にも関わらず多くの人が応援に駆けつけていました。

FIFAランキングだと、日本18位、ミャンマー158位、ランキング的にはかなり格下チームとあって負けはしないと思っていましたが、そこはワールドカップ予選、何が起こるかは試合が終わってみないとわかりません。しかし結果は5-0で日本代表の貫禄勝ち、新しい代表メンバーの出場もあり日本代表なかなか「良いです」。

試合内容についてはニュースでも詳しく伝えられていたので、ここでは書きませんが、少しだけ「サッカー日本代表」への自分なりの雑感を綴ってみたいと思います。

非日常コンテンツ

26年前から「セレッソ大阪」を応援しており、サッカー観戦の楽しさはよくわかっているつもりなのですが、日本代表戦の観戦はJリーグ観戦とはまたひと味違う感じで、いつも心が躍ります。

代表戦は一年に10試合程度しか行われないということもありますし、会場の雰囲気、観客の興奮、スター選手ばかりのチーム編成というのも相まってかなりの特別感があります。一年間で「生」で見る機会もそうそうありませんし、ましてや会場が住んでいる場所に近い時でしか観に行けません。そういったことが、Jリーグ観戦とはまた違った非日常感を演出しているのだと思います。

1970年代の日本代表

サッカー観戦をするようになったのは、息子が地域の少年サッカークラブに通うようになってからです。ただそれまで全くサッカー観戦をしたことがない訳ではなく、若い頃は野球同様サッカーも好きで、「三菱ダイヤモンドサッカー」も観ていましたし、プロ化される前の日本代表戦(当時は、ほぼ国立競技場で開催していたと思います)も、テレビ観戦でよく応援したものです。

私たちの年代では圧倒的に野球の方が人気で、サッカー好きは多分そんなに多くはいなかったし、当時はラグビーと比べても人気はなく、どちらかというとマイナースポーツでした。

日本リーグ時代、今も有名な釜本邦茂(ヤンマー)と杉山隆一(三菱)は、サッカー好きにとっては人気選手であり、日本代表では名コンビでした。また少し年代は下がりますが、現在サッカー解説者の金田喜稔は、大学時代(中央大学)から日本代表に入ってきてすごい選手が出てきたなと思って観てました。他にも日本で初めてブンデスリーガに移籍した奥寺康彦や、フリーキックの名手の木村和司(日産自動車)など、記憶に残る選手は数多くいましたが、とはいえ、日本代表は今のように強くはなくアジアの中でさえも強い方ではありませんでした。

Jリーグ開幕

1993年にJリーグが開幕するのですがその人気は凄まじく、日本リーグ時代を知っている者にとっては、同じサッカーなのになぜこんな急に人気が出るのか不思議に思ったものでした。

当時私は、Jリーグのスタートアップに貢献した広告代理店「博報堂」に出入りする小さなデザイン会社に在籍していて、開幕前の準備段階の様子を少しだけ知っておりました。不安と期待の中での開幕でしたが、まさかまさかの大人気で本当にびっくりしましたし、また、サッカーの人気が高まってよかったなとも思ったものです。そして、このJリーグができたことが日本代表を強くしたと確信しています。

ちなみに、Jリーグのロゴマークをデザインしたのは、大学時代の同級生で友人でもあるアートディレクターの大貫卓也です。サッカー好きの私にとっては密かな自慢でもあります。

日本代表への期待

JFA(日本サッカー協会)は「2050年までに日本代表がワールドカップで優勝」という新たな目標「JFAの約束2050」を打ち出しました。日本リーグを観ていた50年前、Jリーグが開幕した30年前、日韓ワールドカップが開催された21年前、本当に思ってもみなかったことです。

今の代表を観ていると、割と現実的な目標なのではないかと思ってしまいます。2050年まであと27年、生ていれば93歳、ん〜ちょっと無理かな。できるだけ前倒しで達成していただきたいものです。

先日(11月21日)は、vsシリア戦も5-0で完勝しました。ここ最近は本当に強い日本代表を観させていただいています。生ている間にあと何回代表戦が観れるのか・・・そんなことを思うと、代表戦が近くで開催されるのであれば、必ず行かなきゃいけないと思うようになりました。

(てべぱ)


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