ゴジラと鉄塔がある町
今住んでる場所は、まだまだ田んぼも多く残ってる地方の田舎町です。近くには国道168号線が通っており、国道沿いにはそこそこお店もあって住むにはなかなか便利でいい町だと思っています。ただ、この町にはやたらでかい鉄塔が数多く立っていていつも気になっていました。
ゴジラの鉄塔破壊
通勤のため近くのバス停まで歩く途中の道に、真下から鉄塔を見上げる場所があり、「ゴジラはこの鉄塔ぐらいの高さなんだよな、ほんとゴジラってデカいよな」と見上げるたびに思っていました。鉄塔とゴジラを無意識に結ぶつける人は、私の年代だと結構いるんじゃないかなと思います。それだけ当時のゴジラ映画の中では強烈なシーンだったのかもしれません。
小学生の頃、よく怪獣映画に連れて行ってもらっていた記憶があり、かなりの本数のゴジラ映画を観たように思います。ゴジラが鉄塔を破壊するシーンは、何作目のものを覚えているのかはわかりませんが、きっと同じようなシーンが何作にも渡ってあったのでしょう。
最初に観たゴジラ映画は、たぶん第三作目の「キングコング対ゴジラ」だったように思いますが、強烈に印象に残っているのは第四作目の「モスラ対ゴジラ」です。小学2年生でした。ザ・ピーナッツがモスラを呼ぶため「モスラの歌」を歌っているシーンは今でも鮮明に覚えています。
映画「ゴジラ-1.0」
ゴジラ映画といえば、山崎貴脚本・VFX・監督の「ゴジラ-1.0」が、今月11月3日(金)に公開されました。映画「ゴジラ」シリーズでいうと37作目で、12月には北米でも公開予定との事です。残念ながら私はまだ観ていませんが、必ず観に行きたいと思っています。そういえば、山崎貴監督の映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の冒頭シーンにゴジラが出てきましたね。まさか、新作ゴジラ映画に繋がってくるとはすごいです。
実は昔、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の公開前に、山崎貴監督にインタビューさせていただいたことがあります。映画監督という職業へのこちらの勝手なイメージもあって、インタビュー前はハラハラドキドキだった事を思い出します。喫茶店でコーヒーを飲みながら、二人だけでのインタビューでしたが、本当に人当たりのいい優しい雰囲気の方でした。仕事としてお会いしただけですが、勝手に好感を持ち、今も陰ながら応援しています。
きっと、映画「ゴジラ-1.0」は、私が小学生の時に観た着ぐるみのゴジラ映画とは、比べものにならないくらいリアルで大迫力の映画になっていると思います。観に行くのを楽しみにしているのですが、小学生の時に観たゴジラも、私にとってはただただ恐ろしく、手に汗握るハラハラドキドキの素晴らしい映画でした。
鉄塔が多い理由
さて、わが町に鉄塔が多い理由は調べてみてすぐわかりました。すぐ近くに関西電力の超高圧変電所である「新生駒変電所」があったのです。そこでは関西エリアの南部地域への送電を制御統括しており、奈良や大阪に電気を送るための50万ボルトの「基幹送電線」がわが町を通っていたという事だったのです。
ゴジラなどの怪獣映画の中では、電線や鉄塔などの送電設備は、怪獣が出現するたびに必ずといっていいほど火花を散らして破壊されていて、本当であるならなんて恐ろしい光景で、住んでいる人はどうなるのか?考えただけでゾッとします。映画「ゴジラ-1.0」でも破壊シーンも多くあると思いますが、そんなシーンは映画の中だけにしていただいて、この鉄塔のあるわが町が、いつまでも平和で安全な町であり続けて欲しいと、願わずにはいられません。
(てべぱ)