赤い眼鏡

娘の2歳6ヶ月の検診で
簡単な視力の検査があった



娘は絵本が大好きで
テレビを見るのも好き

好きなテレビを見ていると
テレビに近付いていくことはあったが
見えにくくしている様子は
私からは見受けられなかったが
視力検査の結果は要精査だった



まず2歳半の検診で
視力の検査があるのに驚いた

だいたいは3歳半からがほとんどだが
私の住んでいる地域は
2歳半からあるらしい

知らなかった





2歳半の子が
上手に視力検査をするのは無理なので
簡易的な機械での検査なのだが
その数値がよくなかった


眼に対して
少し知識があるので
数値を見てわかったが
娘はなかなかの遠視の可能性が高い




ここからは私のもってる知識で
私はお医者さんではないから
間違っているかもしれないけれど
少し説明をしてみます。


ほとんどの目が悪い大人は近視
遠くが見えにくいのが近視

遠視とは簡単にいうと
近くにも遠くにもピントが合いにくい
状態のこと

遠くも近くもぼやけて見えている


子供はモノを見る力
いわゆる調節力が強いので
本来はぼやっとしか見えていないモノを
ぐっとピントを合わせて
ある程度見える状態にすることが出来る

でもそれは
無意識ながらもかなり疲れるし
結局ある程度でしか
見えていなかったりする



子供の視力は
生まれた時から徐々に成長していき
6〜7歳ごろに完成するとされている

つまりその頃までに
しっかり見える状態を
作っておいてあげないと
大人になってから
眼鏡やコンタクトを使っても
1.0まで視力がでないような
いわゆる弱視になってしまう


そうなると
例えば運転免許がとれなかったりして
困ることになったりする

眼鏡やコンタクトを使えば
1.0ぐらいまで見えるのであれば
それは弱視とは言わないし
必要に応じて
眼鏡を使用すればいいだけなので
なんの問題もない





子供の遠視は
早期発見がとても大切とされている

早く見つけて
早く治療する

それが弱視にならないための最善の策



娘は遠視だったので
どうやら近くも遠くも
ちゃんと見えていなかったらしい

大好きなアンパンマンも
本当はなんとなくしか
見えていないのかもしれない


娘の視力には左右差もあった

左右差があると
どうしても
よく見える方の目だけを
使ってしまうので
片目だけしか
視力が発達しなかったりする

また
見えにくい方の目を
使ってない状態のままにしておくと
斜視になったりもしやすい

これも早く治療しないといけない




そんなわけで
娘は遠視の治療用の眼鏡を
かけることになった

まだ2歳で眼鏡なんてと
遠視を理解していない
祖母は可哀想だと言ったが
私はそうは思わない


将来弱視や斜視にになることが
1番可哀想で
それを回避するためなら
これから数年
眼鏡をかけさせることなんて
なんともないと思っている




最近は眼鏡の子供も多いし
私も旦那さんも近視用の眼鏡を
かけているので
娘も眼鏡に対してあまり抵抗を
もっていないようだった

これは本当によかった




一緒に眼鏡屋さんに行って
好きな眼鏡を選ばせてあげた

赤いフレームの眼鏡を気に入って

可愛いでしょ

と言うので
とても似合ってるよと言ってあげた

実際よく似合っている





ちゃんとかけてくれるか
不安だったが
娘も眼鏡をかけた方が楽なのか
しっかりと眼鏡を
かけてくれるようになった



もしかしたら再来年ぐらいには
成長して
眼鏡を嫌がる時がくるかもしれない


その時はまた
別の可愛い眼鏡を一緒に選ぼうと思う

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