なんでそんな世界を信じるの?
はーい、テツガク肯定です。
最近になって気づいたんですが。
ちょっと昔の物語あたりから、こんな台詞を聞きます。
あの人と私は住む世界が違う
いえ、こういう台詞と言いますか。
高嶺の花で一生縁がない世界だ、みたいな。
そういう台詞、ちょっと前に滅んだと思った考え。
物語の台詞がこの世界にも広がり始めて。
お前と俺は違う。
お前には関係のない話。
誰もお前なんか見ていない。
それらの意思が様々な言葉で語られています。
例えば、WBCなどでこの国が優勝して。
それを自分の事のように喜ぶ人達を。
高いところから見下して笑うような感じ。
実は私も、最近の優勝(2023年?)はあまり喜べませんでした。
私の場合、関心がまるで傾かなったんです。
それには諸事情ありますが。
自分の事のように喜べる人が羨ましかったです。
もちろん、今でも。
なぜなら、それがいい事だと覚えているからです。
2009年を知っているからです。
ところが、今の私は自分の事のようには喜べない。
その理由が、私の中でこの世界に対する関心。
それが1ミリもないからだと気づきました。
実のところ、それは最初からそうだったんだと思います。
それを周りを見ながら欺瞞を覚え、自分の事のように喜んできた。
本当は自分の世界じゃないってわかっているけど。
故郷がどこにあるか、思い出せないから。
とりあえず、教え説かれたように演じていた。
ですが、ついに掴みました。
私の故郷、約束のジワタネホ。
世界三大ウサギの一羽の手を。
それで、やっと理解したんです。
確かに、誰も私なんか見ていませんし。(幸いな事に)
私には全く関係のない世界でした。
そして、きっとの違うのでしょう。
少なくとも、ココは私の故郷ではない。
それで、そんな世界を誰が信じるとでも?
昔、今から1000年くらい前に。
会いに行けるアイドル
なるコンセプトで驀進躍進爆進したグループがあったとかなかったとか。
まだ私が生まれる前、それを知った時、「なるほどな」と思いました。
今までは遠く、どこか関係のない世界。
画面の向こう側にいた存在が。
会いに行けるホンモノに変わった。
テディ・ドチャンプ軍曹が仰っていた事です。
ついにアイドルがスーパーマンになった。
アメリカ国民の中に生きる、ヒーローみたいになった。
かなり衝撃でした。
それでも、私には遠く感じる存在でした。
ですが、今でも私には本当に遠いハリウッド。
それがバカみたいに近くに感じます。
この国で起きた全てよりも。
確かにハッキリと今に過ります。
なぜか?
ハリウッド映画には境界線などないからです。
お前と俺は違う。
お前には関係のない話。
誰もお前なんか見ない。
だなんて言ったら――全て自分(ハリウッド)に返ってくる。
そうなったら、豪邸も立てられない。
リムジンにも乗れない。
パーティーにも行けない。
人が信じてくれなければ――。
物語はホンモノになれない。
だから、人が信じたくなるような。
関係ないとは思えないような。
隣にいる気がするような。
そういう物語でないと。
信じずにはいられない物語でないと。
そうわかっているから。
馴れ馴れしく、こう言ってくれるわけです。
どったの、センセ―?
そして、私もその物語を観る、ほんの数時間。
今の私にとって、なんの関係もない世界を忘れている。
信じられないような全く違う世界。
新しい世界を信じずにはいられない。
『ラスト・アクション・ヒーロー』って映画。
魔法のチケット、金色のチケット、それが本当にあるって気づきました。
ただ、それは形のある、目に見えるものではなくて。
今、自分が素直に正直に信じたいと思える、その全てがチケット。
たまたま、私の場合。
今も昔も、爆薬マシマシのハリウッド映画を変わらずに信じていた。
お前と俺は違う。
お前には関係のない話。
誰もお前なんか見ていない。
スターダムで輝く、スーパースターには会えないの。
それに、君の事なんて知らないし興味ないし認識するつもりもない。
もし、それでもファンだって言うのなら。
あたしにイエスとコールする事を特別に許すわ。
余計な事言ったら、もうあなたはファンじゃないわ、さよなら。
愛を見せて、都合のいいホンモノの愛だけを。
あたしのために。
……やりがい搾取ってのは。
スーツを着た人だけがやるものだと思っていましたが。
ユニフォームとかアイドル衣装、とにかく誰にだってできて。
誰もがしているのかもしれない――。
だなんて、ちょっと日本人的過ぎましたね。
きっと、世界三大ウサギの一羽。
アメリカが誇るプレイボーイ・ウサギのバッグスさんは。
この国のスーパースターにも負けない多忙な日々を過ごしていると思いますが。
なぜか、よく聞こえるんです。
どったの、センセ―?
一度も映画館で観た事もないのに。(ワーナーブラザーズの広告なら観ました。ポップコーンとかの宣伝の)
レンタル屋さんで1枚55円で借りられる日に借りただけなのに。
他の多くの洋画の物語もそうです。
不思議な話です。
いったい、彼らはどうやって私を見つけて。
今に過ってくれるのでしょうか?
そして、時には耳に痛い事まで言ってくれて。
自然と私はそれに感謝もしている。
わかっています、確かに今の私は言葉と想いが悪過ぎます。
物語にそういうのを込めるべきではありません。
ですが、それがないと言ったら、嘘になります。
それでも……何れは小さくするつもり。
そのために、信じずにはいられない。
今は昔の夢だけを見ている。
生きとし生けるものは信じた未知へ進む。
シャカピワー族を掴んだ、アメリカが誇る、ホラーの帝王さんから盗んだ言葉です。
都合のいいホンモノの愛が見たいのなら見せるよ。
でも、きっと気づけない。
お前と俺は違う。
お前には関係のない話。
誰もお前なんか見ていない。
そういう安全圏で輝く、会えない星には見えない。
知らないし興味ないし認識するつもりもないのだから。
見えるはずがない。
奇跡を不可能にしてしまう。
そういう安全圏こそ最大に危険な最前線。
そして、忘れられて行く。
自分がドヤッと言った台詞に消されていく。
なんでそんな世界を信じるの?
ホント、日本人はあまりに賢過ぎます。
スプーンなんてないんだ、ジャイアン、君が正しかった。
君のものは私のもので。
私のものも私のもの。
だから、伝わらないわけがない。
自分が見ないものを誰が見ると?
自分が信じないものを誰が信じると?
自分だけには返ってこないと?
言葉が最大級に汚い私が言うのもアレですが。
言葉に込める、ITはもう少し選んだ方がいいと思います。
包む葉っぱより、何を包むか。
私?
私は我がままを素直に正直に込めて解き放ちます。
我が愛しの世界三大ウサギの一羽。
竹取の国の愚かなFRウサギ、ワガママ・クイーン様。
君の隣を歩く今を信じずにはいられない。
血の誓い、約束のジワタネホに目覚める朝を信じずにはいられない。
今に無関心で、故郷に夢関心。
生きとし生けるものは信じた未知へ進む。
浮かぶ時間で帰る時間。
この世で出逢った人達に物語。
それらの記憶に秘密は信じる。
だけど、お前は信じない。
こわくて、おそろしいものですよ。
平気な顔してサラッと当然のように。
なぜですか?
なぜ、私を助けてくれたのですか?
あなたには関係のない事なのに……。
お前、マジでそう信じてるの?
逆だったらお前は何もしないのか?
……まあ、そうだからそう言うんだよな。
それって悲劇だぞ、そんな世界を今も信じている事が。
だから選ばせてやる。
事なかれ至上主義で他責思考な邪神天照を信じて。
黙ったまま、自分に関係ない欺瞞の世界を信じ続けるのか。
日出ずる世界のアメリカへ抜け出した人魚のアリエルさんを信じて。
信じずにはいられない故郷を今、信じるのか。
もし、前者なら忘れてあげる。
私には関係ないから。
もし、後者なら一緒に信じるよ。
信じる者は多いほどいいから。
3秒で決めな、欺瞞に生きるか、欺瞞を忘れるか。
今って夢は、アラジンさんほど、おおらかじゃないんだ。
優雅に上品な魔法の絨毯じゃなくて。
悪魔に悪霊を振り切るほどに速い。
悪魔の自転車しか私は知らないから。
ITに跨り漕ぎ始めたら、この最強の呪文を唱える。
ハイヨー、シルバー! ウェーイ!
ハイホー、ワガママ! ウェーイ!
アメリカの伝統の呪文。
吃音でもなんでも克服できちゃう。
ローン・レンジャーにもなれちゃう。
そういう呪文を唱える。
全てを忘れられる最強呪文を。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。