和暦と西暦を統合して新元号「令和」をつける
4月1日、新元号が発表されました。通常はシステム更新がされているとはいえ、5月1日から和暦に平成が入っていた場合、令和に変換したいものですね。
とってつけたような事例ですが、データ変換&統合においては分かりやすい一例となります。
和暦データと西暦データ
首相官邸のニュース一覧は、和暦表示です。こちらからサンプルを拝借します。5月はまだですが、ダミーで作りました。
西暦データは、Yahoo!ニュースからお借りします。こちらも5月はダミーです。
結合結果
この2つのフォーマットをまとめて、西暦表示と和暦表示を行います。5月以降のデータには、和暦には令和を用います。
結果データは2つのニュースソースを統合しました。首相官邸のお知らせでは時間を取得していなかったのですが、RSSなどから読み込むことで時間まで取得することは可能です。
データ変換の流れ
今回は、次の手順で処理をしました。
1. 平成データを文字解析して西暦へ変換
2. ふたつのニュースソースを西暦で統合し、並び替え
3. 西暦をもとに元号判断し、平成と令和を一括で付与
一般的には、和暦が解析できるシステムの場合は、元号に合わせてダイレクトに変換処理をかけることができます。一方で、欧米系のシステムが基礎になっていると元号対応がなされていない場合もあります。その場合はテキストから解析して西暦への変換を行う必要があります。
今後は省庁でも西暦を用いるようになっていくと思われますが、旧来からのシステムで新元号「令和」への対応が行われていないデータが混ざってくる場合は、受け取るシステム側が検知して変換をかける必要があります。
以上、新元号発表にちなんだ、日時の変換&統合処理でした。
このケースは、ニュースサイトはもちろん、事務的なデータファイルの統合にも用いることができます。
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