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ベーコンエッグ,トマトとアボカドトースト

 これは夏頃の作品でした。食べる直前にブラックペッパーをかけます。
いかがですか最高の出来栄えではないでしょうか。

 最初はこのままの形を崩れないように、ゆっくりと持ち上げます。はい。
一口目は、どこからアプローチしても、大きくカットしたトマトがズリ落ちそうになります。このパッと目を引く真っ赤なブリティッシュトマトは、昨夜から冷やされている状態でカット、そしてそのままオンしたので、口の中で激しい冷感を覚えます。唇に少し触れたエッグの熱さとは大きく対峙していて、真夏とは言え、ここの冷たさは不快でした。
 ビジネスシーンや社会一般で良く耳にする「温度差」と言う違和感を、口内で実際に感じた瞬間です。
 ベーコンは細かくカットすることなく、長いままパンとエッグの中段に配置させたので、前歯にひっかけたまま手前に引き寄せると、こちら側に引きずり出てきます。しかも多くの上段らを連れて来ますので、早期でのベーコンとの接触は避けた方が賢明です。おそらく既存のトマトも落ちそうになるでしょう。
 最後はトップのアボカド問題です。これを先に攻めるか、最後まで残し続けるか。それは個人差も出るでしょう。しかしこのアボカドは不安定にトップに置いてあるだけなので、落としてしまい廃棄する行方というカタストロフに涙する前に、先に行きましょう。
 これがこの「ベーコンエッグ、トマトとアボカドトースト」と出逢った時の対処法です。

あー、
そう言えば締め切りまで30日を切ってしまった。
編集がまだ途中だったんだ。どこから手を付けようかな…
どちらにしても、トマトが落ちないように気をつけねば。

#小説

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