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セブ クリスマスと年末が近い。。

 今年はコロナで異常な年の瀬となりそうですね。ここ数年間、フィリピンはアジアの中でも特に成長率が高かった。高度成長期でありバブルともいえる状況が続いていました。

 しかし、突然のパンデミックとロックダウン。今まで成長の中にいた貧困層も職を求めれば何かしら仕事はあった。中間層は勢いを増してローンで車を購入し、コンドミニアムを投資に回しお金が隅々まで回転していた。

 そのバブル的経済の中で仕事があり、一部以外は支援をしてほしいという人は少なくなった。一時的にお金が入用になる(病気など)以外は支援して欲しいと言ってくる事のない、「当たり前」がフィリピンにも来たと思っていた矢先の「コロナ」。

 これにより、経済はストップ。貧困層の仕事は全滅となる。「先」を考えないフィリピン人。こうなると思考回路も何もかも、昔に戻る。助け合いといえば聞こえはいいだろうが、いわゆる「タカリ」が始まる。

 生と死の狭間にいる貧困者も本当に多いのだが、そこまでの貧困層は私たち外国人には見えないし、情報も入ってこないのが現実です。(私が述べている貧困層ではなく、それ以上の超貧困層です)

 ここで、職がないことを理由に知り合いの外国人に連絡を取り「助けてほしい」と色々な嘘や作り話をしてくる。

 一年を通じで実感することは、本当に食に困っていないという事。そう、今であればクリスマスだ。クリスマスパーティーを開きたいのだ。

 我慢すればいいのだが、フィリピン人たちは「今」を優先することに生きがいを感じている。そのため、各種イベントの前に「タカリ」が始まるのだ。

 地元や有名なフィエスタ(教会のお祭り)・フィリピンのお盆・ハロウィン・クリスマス・正月・すべて今を楽しみたい。

 これらの前に必ず連絡が来るときは、食費ではなく遊興するためのお金だと考えていい。このほかに、自分の親戚の誕生日など。(見栄っ張りなので自分が良い顔をするために人のお金を当てにする)

 自分たちがお金を稼いでる時は、その範囲内でつつましくやるのに、他人のお金となると派手に豪快に遊ぶフィリピン人。(これで、怒り心頭になる日本人は多い)

 ハロウィン前に一人から連絡が来た。その子の都合は、私には関係がない。本当はハロウィンがメインなのに「食費がない」「空腹だ」と言って、お金を貸してほしいと言ってくる。

 フィリピンは小さなコミュ二ティを形成しているので基本的に飢え死にすることはあまりない。それこそ助け合い(相互依存)が確立している。

 その子の言い分はすごい、私も困っていることを伝えても「あなたは会社を持っている」「私は仕事がない」だから「あなたはお金を貸せる」という一方的なもの。会社を持っていても赤字かもしれないし、コロナで倒産する企業だってあるのに。そして他人の遊びにお金を貸す理由がない。フィリピンの貧困層には理解できないのである。

 私は何十年もかけて会社を作ってきた。そして努力をしてきたから、今がある。貴方のために会社を作ったわけではい、自分と自分の家族の為に頑張ったのです。貴方も頑張りなさいと伝えるが・・・

 多分、理解が出来ないと思う。(貸してくれたり、サポートしてくれないのなら、関係ないのだ。「今」遊ぶお金を手に入れたいだけなのだから

 4日前にはメッセンジャーで初めてお話しした相手が、翌日に「助けてください」「5000ペソ(約一万円)」支援して欲しいと直球だ。

 もうすぐクリスマスと正月だ。来週あたりから「面識のない者」まで「お腹がすいている」「食べ物がない」「困っている」「助けてくれ」と訳の分からない一方的な連絡が多くなりそうだ。

 ほんと困ったものです。。

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てつゆう
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