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ワークショップの方法論④「メンター」
「デザイン思考ワークショップの企画・運営・マネジメント」が私の仕事の半分くらいを占めています。ここではワークショップの方法論からちょっとしたコツまでグダグダ書いていこうと思います。
4回目はワークショップにおける「メンター」の役割についてお話ししたいと思います。
メンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の一つ。指示や命令によらず、メンター(Mentor)と呼ばれる指導者が、対話による気づきと助言による被育成者たるプロテジェ(protégé)ないしメンティー(Mentee)本人と、関係をむすび自発的・自律的な発達を促す方法である。(Wikipediaより)
要はファシリテータとは別に、各チームにつく人です。基本的には困った時に助け舟を出すが、手助けはしないという役割です。
メンターの役割が特に重要になってくるのはワークショップの期間が短い時。なぜかというと、期間が短ければ短いほど、参加者はインプットの時間が確保できず、「自分の持っている知識・体験」で勝負しなければなりません。特にワークショップでは参加者の属性が大学生向け、会社向けなど固まっていることが多く、経験に大きな差がありません。
よくある期間が5日間。これぐらいの期間であれば最初の2日間はインプットの期間に当てられます。
例えば土日2日間なんて期間になれば、時間内にアウトプットを作ることは難しくなります。
そんな時に経験豊富なメンターが重要になってきます。アイデア出しの段階から、アウトプットの仕方まで、メンターが助言することで、今まで達成したことのないところへ連れてってやるのがメンターの醍醐味です。
進行がマズイ時には、メンターが手を動かしてなんとかしてしまうという場合もあります(褒められたものではないですが)。ですが、「困ったらなんとかしてもらうスキルがある人」をメンターに任命するというのは基準として良いと思います。要は「全体として時間配分して、アウトプット出せる経験のある人」ということということです。一通りの作業イメージができてないとメンタリングすることは難しいので、この基準は最低限求められることでしょう。
第五回はこちら
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