斎藤高順 吹奏楽作品集CD
みなさんこんにちは。
この数日、朝晩はだいぶ秋らしくなってきましたね。エアコンが要らない時間帯も増えてきて嬉しい限りです。笑
さて、今日はネクサス音楽出版が設立時より推してきている作曲家「斎藤高順」氏が手がけた吹奏楽作品を収めた作品集CDの発売についてのご案内です。
(有料設定にしていますが、最後までお読みいただけます)
2024年は斎藤高順生誕100周年(没20年)の大きな節目と言うことで、このCD制作に関しては是が非でも行いたかった企画です。
演奏は高順氏が隊長を務めた航空自衛隊航空中央音楽隊。実は諸事情により予定より1年遅くなってしまいましたが、生誕100周年をこうしてゆかりのある音楽隊の演奏協力で作品集CDの制作を実現出来た事はとても嬉しく思っているところです。
さて、斎藤高順氏は映画【東京物語】や【秋刀魚の味】など、映画監督「小津安二郎」氏の映画音楽を多く手がけた事で広く知られていますが、吹奏楽界においても航空自衛隊航空音楽隊長(現、航空中央音楽隊)や警視庁音楽隊長を歴任され、在任中に多くの吹奏楽作品を作曲するなど吹奏楽界にも大きな功績を残しています。
「空」や「自然」をテーマにした作品が多く、いずれも親しみやすい旋律とハーモニーが最大の特徴です。今から約半世紀前に作曲された作品が多くを占めますが、50年以上経って今でも古臭さを感じさせないモダンなハーモニーは、今聴いても新鮮で吹奏楽の柔らかく心地よいサウンドを響かせてくれます。
今回の作品集CDでは、氏の代表作である【ブルー・インパルス】をはじめ、吹奏楽コンクール課題曲【オーバー・ザ・ギャラクシー】などの行進曲、交響詩、そして未収録(未発表?)作品など、斎藤高順という作曲家を多方面からお楽しいいただけるラインナップにしています。
そしてCDのライナーノーツには、高順氏のご子息で一般社団法人サイト&アート・デジタルアーカイブスの斎藤民夫さんの貴重なエッセイを寄稿していただき、「聞く」というだけでなく、ひとつの資料として「知る」ことができる大変価値があるものになると自負しています。先述リンク先では斎藤高順に関する様々な資料を観ることが出来ますので、ぜひ興味のある方はご覧いただければと思います。
CDの発売は2024年12月8日、氏の100歳のお誕生日です!
近年、CDは売れなくなり「配信」がメインとなりつつありますが、あえてCDにすることで後世まで残したいという強い想いがあります。
ぜひ多くの皆さんにCDを手にしていただき、大人の皆さんには「懐かしさ」を、若い世代の皆さんには「古いけど新鮮さ」を、そして現代の吹奏楽作品とは違ったシンプルで優しい吹奏楽サウンドを体感していただければと思います。そして来年以降、斎藤作品が全国で奏でられることを切に願っています。
最後に…
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