大切な相棒
先日埼玉県の高校で起きた楽器盗難事件について、Xにて呟いた内容が多くの皆さんに響いたようで嬉しい限りです。
私の旧友の娘さんが当該学校の吹奏楽部に所属していると言う事もあって、ただの盗難事件ではなく我が事のように悔しく思っていただけに、多くの皆さんにコメントやリポストをしていただけたことは大変嬉しく思っています。ありがとうございます!
音楽をやる者において楽器は相棒です。
それは私有物の楽器であれ学校の備品であれ同じです。
その相棒を突然失った生徒さんたちの心中を察すると、もう何と声をかけたらいいのか…しかも盗難されたのは、1年の集大成である定期演奏会の2週間前…。
もし自分の楽器が突然盗難に遭ったら…と考えたら発狂しそうです。
でも盗難されてから数日、盗難に遭った楽器はOBや近隣の学校さんからお借りできたということで、5/3の定期演奏会が無事に開催することができたとのこと。人の優しさ・支え合う心を感じられて嬉しかったですね!
恐らく現在は警察が入って事件についての捜査が始まっているのではないかと思いますが、1日も早く全ての楽器が生徒さんたちの手元に戻ってくる事を願うばかりです。
楽器には製造番号(シリアルナンバー)が必ずあります。
今回盗難に遭った楽器については、学校側としてきちんとその番号を把握・管理していた(添付画像参照)ので、中古品買取業者の皆さんはそういった番号に注意を払っていただきたいですね。
その一方で、この事件がほぼ全く報道されない現実には少々寂しさもあります。
事件の大きさ・被害金額など、報道するに値しないと思われているのかも知れませんが、今回の投稿に対する反応の数を見る限り多くの皆さんが関心を持っていることは間違いないので、ぜひ報道各社には事件について報じて欲しいな…と個人的には思っています。
これから当該校の生徒さんは夏のコンクールに向けて活動を再開させるのだろうと思います。定期演奏会の開催で今回の事件がチャラになった訳ではありません。
生徒さんのメンタルが一番心配です。学校関係者や保護者の皆さんをはじめ、周りの関係者が一丸となって生徒さんたちのメンタルケアをして、この事件を機に音楽(吹奏楽)が嫌いにならない環境を作り上げていただきたいと思っています。
私も、相棒の楽器の管理についてもう1度見直そうと思います。
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