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#30. インド旅行記:ハンピ(Hampi) 中編

前編はこちら。

さて、時間通り0700にホスペット(Hospet)駅に到着しそこからハンピへ向かう。ハンピへはタクシーかリキシャかバスで行くのだが、今回は途中のバス停まで歩きそこからリキシャで行くことにした。250ルピー(約375円)でハンピ村の入り口まで乗り、そこから少し歩くと景色がひらけハンピ村に到着。この坂を下るとメインバザール。

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メイン通りに出て、荷物を預ける為まずは宿へ。今回の宿は日本人女性とインド人男性夫婦が営んでいるKalyan Guest House。

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そのままチェックインできるかと思いきやまだ早かった為、近場で開いていたカフェ「Chill Out」へ。アジアンな雰囲気の中ラッシーとトーストをかきこむ。疲れた体に染みて美味い。

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食事を終えて時刻は1000頃。チェックインをする為再び宿へ向かうと、自分たちの部屋を利用していた日本人夫婦の方がチェックアウトをしていた。恐らく世代も近く、軽い雑談。こういうのは醍醐味だね。彼らと別れ部屋に荷物を下ろし、再び街中へ出る。買い物をしたりぶらぶら。のんびりした場所で流れてる空気が心地よい。

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しかしこの日はたまたま祭事日で人混みが半端なく、笛の音や盛り上がってる声がけたたましい。通りの端に大きな塔があり、皆その塔の穴に向けてバナナを投げていたので自分たちもやることに。バナナは20ルピー(約30円)。

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人混みだけなら全然良いのだけど、ホーリー(というお祭りがある)の時のように粉を投げ合ってる集団もいて「うわ、あれ絶対関わりたくねぇな」と思っていた矢先

「HEY Brother!!!」

と肩を組まれ、ガッツリ後頭部と鞄と服が赤い粉まみれになった。


「おおおあぁぁぁー、ざっけんなおらぁぁあああっっっ!!!」

と思ったが、若者の屈託のない楽しそうな笑顔を見ていたら何だか許してしまう。「まぁいいよ。俺はお前のBrotherじゃないけど今日は祭りだもんな。観光客も珍しかったんだよな(ハンピは観光地として有名だと思うけど実際意外な程観光客慣れしていなかった印象)。お前が楽しそうでこっちも楽しい気分になったよ。じゃあな」と思い歩き出したが5分と経たず超ムカついてきた。あの野郎。まぁ旅の1ページということで、ね。

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その時点で夕方1600頃。何をしようかと友人と話し、その日はボートで川を渡り丘でSunsetを見ることにした。川を渡っての散策はやりたかったことの1つ。川へ向かうと大勢の人が水浴びや洗濯をしていた。ガンジス川みたいだ。

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そして船へ。この日はお祭りだから片道20ルピー(約30円)だが、普段は50ルピー(約75円)とのこと。エンジンはYAMAHAだった。

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対岸へ渡り「Sunset point」とマップ上で表示される場所に行くと、それっぽい場所(岩壁)ではあるが誰もいない。「あー、秘境的な所か。そよぐのが自然の音だけでいいな」とか思ったが、どうやら普通に場所を間違えていただけだったので、登っていた岩を降りる。

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リキシャを捕まえ目的地のHanuman temple(全然場所違うww)まで移動。戻り船の最終便が1800とのことだったので急いで中へ。575段の石段をひたすら無心で登る。一緒に登ってるインド人が何か声を出していた。「頑張ろう!」的な意味らしく、こちらもその声(何て言ってたか忘れた。ジャーンスイィナー的な感じだったかな)を返すと向こうもにっこり。おぉ、楽しいな。そして20分程登ると頂上へ到着。ここで30分くらい写真攻めにあう。個人的にこのインド人による写真のせがみにはあまり抵抗が無いので、楽しく撮影をする。自分と写真を撮ることを嬉しそうにしてくれるのはこちらもHAPPYな気持ちになるね。と、ここでとんでもない美少女が現れ友人とザワつく。会話に臆せず英語も流暢。すごいよなぁ、インド人のポテンシャル。

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と写真を撮りまくっていたのだが、この時点で1745頃だったので帰りの船まであと15分しかない。急いで来た道を戻り、待機していたリキシャに再び乗り込み船乗り場へ。少し遅れたけど全然余裕で間に合った。てか何ならその後15分くらい待った。

対岸へ戻る。時刻は1830頃。そろそろ夕飯にしようかということで、有名な「Mango Tree」へ。欧米人も結構いたので、やはりハンピといえばの一つだろう。この日はベジのターリー(色々盛り合わせの一皿)とマルゲリータを頼んだ。どちらも美味かった。

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食事を終え宿に向かうと、朝会ったご夫婦に再び遭遇。どうやら帰りの移動で利用する車を待っていた模様。外は暑いので部屋で談笑。まだインドに来て間もなさそうではあったが、バイタリティのある人たちで会話が楽しい。

15分程話して彼らが宿を後に。時刻は2100頃だったか。翌日はマータンガー丘(Mathanga Hills)の朝日を見る為に0430起きなので、シャワーを浴びて早々に寝る。

翌日からも本当に色々あった。「こういうのひっさびさだわー!!!」というようなことが盛りだくさん。後編へ続く。

End.





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