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時間の消費を分析してみる

昨日書いた記事で、仕事をしている世代がどんな時間の使い方になっているのかグラフ化してみました。

作成したグラフに家事の項目が無かったのこと、通勤時間が長過ぎないかという知人の指摘があり、改めて作り直してみました。

条件
・土日祝が休み(年間休日130日)
・仕事8時間
・通勤往復1.5時間
・睡眠7時間
・家事1.5時間
・食事1.5時間
・身支度(着替えやお風呂)1時間
・残りが自由時間

生活グラフ2

家事は日によって異なると思いますが掃除、洗濯、料理と結構時間が取られるものです。
家事を考慮すると、自由な時間は仕事関係で取られる時間と差がないことがわかりました。
ここで自由な時間を増やすためにどうしたらいいのでしょうか。
家づくりや暮らしに紐づけて考えてみます。

1.通勤時間を見直す

通勤時間は住まいと職場の関係によります。
通勤時間の全国平均は79分、私が住む石川県は少し短めの62分です。

これを短くするには、職場の近くに住むことしかありません。
職場が都市部にあればあるほど、土地の価格は高騰します。
地方だとこれに車の維持費が関係し、走行距離が長くなれば車が傷むのが早くなります。
土地はすぐに買い替えられないので、慎重な判断が必要です。

2.睡眠時間を見直す

今回のシミュレーションでは、7時間と想定しました。
私は0時に布団に入り、7時に布団から出るのですが、寝付いている時間が7時間というわけではありません。
快適な睡眠のために、断熱性能を高くして温熱環境を見直すことが有効です。
また寝具を見直すことも有効です。
オーダーメイドの枕、マットレス、羽毛布団等、寝具によって寝心地も変わります。
これももちろん良いものになれば価格は上がります。
体に合う良い寝具を買い、短い睡眠で健康を維持できるようにしすることで、自由な時間を確保することができます。

3.家事の時間を見直す

家事を見直すのは様々な方法があります。
わかりやすいのはロボット掃除機です。
我が家も多大な恩恵を受けています。
自分で掃除機をかけたら30分かかるのに、ボタン1つ押して、貯まったゴミを捨てれば部屋がきれいというのは最高です。
3日に1回掃除機をかけるとすれば、1年で60時間確保できます。
食洗機も時短に有効です。
小型のものは手洗いしなければいけないものが多いことや、入れ方を工夫しないと上手く洗えない等、逆に手間な部分があります。
大型のものであれば、考えず雑に入れたり、鍋も入れれたりかなり時短の効果は大きいです。
その他にも電子レンジの自動調理機能をはじめとした調理家電、衣類乾燥機も有効です。
どれもわかりやすくお金で時間を確保することができます。

4.身支度の時間を見直す

身支度の中で見直せるのは、着替えです。
着替えを個室に置くのか、お風呂の近くにクローゼット(ファミリークローク)を設置するのかによって、家の中での移動時間が変わります。
着替えをする場所、クローゼットの位置、洗濯をする場所、干す場所、これらが近くにあるかどうかで、家の中での時間の消費は変わります。
しかし全部1階にまとめるとなると面積が大きくなり建設コストがアップしたり、他の部屋とのバランスが悪くなるので、トータルバランスに注意しながら設計士さんと相談してください。

5.まとめ

日々働く人が、どのような時間消費をしているのかグラフ化し、分析してみました。
前回の記事で書いた通り、仕事にかける時間はて多く、そこを充実させることが大切だと改めてわかりました。
余暇や勉強等の自由に使える時間は限られているので、そこをいかに捻出するのか考えてみました。
見直せることは、通勤時間、睡眠時間、家事の時間、身支度の時間です。
それぞれかかる費用が異なり、暮らしの中での費用対効果を考えてみるのが良いと思います。
せっかくなら多少コストがかかっても、時短に取り組んで自由な時間を増やしたいです。
すぐにでも導入できるのは、家電の見直しで家事の時短です。
みなさん参考にしてみてください。

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