効果的な自己紹介とは
建築士と写真家のパラレルワーカーの鶴見哲也です。
活発に活動していて新しい人と出会うことが多いのですが、その都度必ず自己紹介の機会があります。
自己紹介慣れしてくると、短い時間で自分の特徴を伝えることができます。
その時意識していることをご説明します。
1.自己紹介は1分で伝える
自己紹介をする際、1人だけするということはありません。
参加者全員がするので、とにかく短い方がいいです。
目安は1分以内が良いでしょう。
お酒がある場であれば、だいたい乾杯前か直後が自己紹介のタイミングなので、短いにこしたことはないのはわかると思います。
また聞く側の気持ちになって下さい。
1人5分で参加者6人の席なら自己紹介だけで30分です。
どう考えても短い方がいいですね。
1分で話せる内容は300文字程度です。
突然話すのが苦手という人は、事前に300字を目処にテンプレート化し、スマホにでもいれておけばいいと思います。
2.誰にでもわかる表現で具体的に伝える
職業、実績、会社名等、誰にでもわかりやすい表現で、具体的に伝えることが大切なポイントです。
例えば私の本業は建築の設計です。
設計と言っても意匠、構造、設備のどれを専門としているのか、取り扱う建築の規模が住宅なのか公共施設なのか等、多様性があります。
設計と一言で簡単に済ませた結果、伝わり方が受け手によって異なるので、「住宅の設計」というように具体的に伝えた方が良いです。
実績なら多くの人が知っていそうなもの、有名企業に勤めていれば会社名を言うことも有効です。
聞き手がわかる、知っているという表現で、具体的に伝えることで、正確に自身のことを知ってもらえます。
つまり聞き手のことを考えながら話すことがポイントです。
3.質問させるネタを入れる
自己紹介で最大のポイントは、その後の流れで相手に質問させる下準備をするところにあります。
そのため自己紹介で全てを完璧に伝えてはいけません。
必ず相手が聞きたくなる含みを持たせて下さい。
人それぞれ興味を持つ部分が異なるので、含みは1つではなく何種類かあると理想的です。
この下準備が上手くいくかどうかで、自己紹介後の話の盛り上がりが変わります。
逆に人の自己紹介を聞く場合も、どこか質問できる部分がないかという意識で聞いてみるといいと思います。
おそらく普段無意識でできていることですが、そこをあえて意識的に行うことで、自己紹介の聞き方も変わってくると思います。
普段聞き流してしまう相手にも、興味を持つことができるかもしれません。
4.まとめ
自己紹介はおもしろおかしかったり、すごいものである必要はありません。
聞き手の立場を考えて、伝えるのが大切です。
ポイントは、時間は短く、相手がわかる表現で具体的に伝えながら、質問できそうな内容の含みをもたせることです。
当たり前のように思えるかもしれませんが、実はとっても難しいのが自己紹介です。
自分を上手く伝えるよりも、聞き手の立場になって会話のきっかけとなることを意識してみて下さい。
そんな自己紹介ができた会は、おそらく充実した時間になるでしょう。
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